当社ストックマンション事業部は、所有者の方々より中古マンションを取得し、リフォームを行い新たな価値を加えて販売するという、中古マンションの売買を事業としています。
物件を取得するための具体策として、（１）賃貸中のマンションを所有者より取得し、当社がオーナーとして賃貸経営を行う「オーナーチェンジ」、（２）居住している所有者よりマンションを取得し、引き続き賃貸契約でお住まいいただく「リースバック」、という２種類のサービスを提供しています。
マンションの取得を促進するために、当社の直接の顧客である不動産業の方々へサービスの周知を進めると同時に、コミュニケーションの強化を図る必要があります。

グリコさんのオリジナルパッケージノベルティについては、当社のメンバーがシェアリングオフィスを利用した際にノベルティとしてもらってきたことがあり、それを社内共有で知りました。お菓子はお客さんの属性を問わず喜んでもらえそうであり、このことは当社で課題としているサービスの周知とコミュニケーションの強化の両方に有用ではと考え、グリコさんに直接お問い合わせさせていただきました。最小ロットの2万個は多い印象がありましたが単価としては安く、また賞味期間が製造後１年と長いこともあり、社内で検討の結果一度使ってみようということになりました。利用の際、何せ数量はたくさんありましたから、お得意先へは紙トレーとナイロンで小分けされた内函で訪問の手土産品として“ドン！”とプレゼントしました。

以前プレゼントしたところに再び訪問した際、以前のプレゼント分は必ずといっていいほどなくなっています。再びプレゼントすると、また気持ちよくもらっていただけます。差し上げたものを喜んでいただけることにはシンプルに嬉しく、同時にお菓子はいくらあっても何度配っても喜ばれるものであることがわかります。
成果に対する褒賞ではないのでこの施策単体での効果を数値にはできませんが、繰り返しプレゼントすることで不動産業の皆さんへの当社サービスの“刷り込み”は相当進めることができたと思っており、全体の業績に好影響を与えていることは実感しています。
このことから、引き続きの活用を決定しました。次回は２種類のサービス「オーナーチェンジ」「リースバック」の各々の広告入りデザインのバタープリッツを２種作成します。総数量は多くなりますが、その分更なる周知拡大とコミュニケーション強化をねらいます。商品の選定に際して、１件分づつ紙袋に詰めて公共交通機関を使って移動し持参しますので、旨サラダ味よりパッケージが小さく持ち運びがしやすそうだという点がポイントになりました。