地域貢献

考え方

Glicoグループは事業活動を通じて、人々の健康増進への貢献と、経済・福祉・文化の発展に努めています。さらに、事業拠点等の地域住民・自治体との対話により課題やニーズを適切に把握し、経済・福祉・文化面の社会活動支援、 事業活動で培った知見や技術を活用した教育支援、を通じて、地域社会の課題解決を目指しています。

人々の健康への貢献

健康づくりに寄与する活動

「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を存在意義(パーパス)に掲げる食品企業として、Glicoグループが持つ資源の他、外部の知見も取り入れ、健康づくりに寄与するさまざまな活動を展開しています。

『Glicoすこやかな食生活プロジェクト』

Glicoすこやかな食生活プロジェクトイメージ画像

Glicoすこやかな食生活プロジェクトイメージ画像

栄養菓子『グリコ』から始まったGlicoは、2022年に創立100周年を迎えました。新たな100年への第一歩となる2023年、引き続き「おいしさと健康」の提供を通して、さらにみなさまの「すこやかな毎日、ゆたかな人生」の実現に貢献していきたいという思いから、『Glicoすこやかな食生活プロジェクト』をスタートいたしました。 このプロジェクトは、Glicoのコミュニティサイト『with Glico』を主な活動プラットフォームとして、カラダにうれしい素材のチカラや食事法をお伝えするセミナーや、会員参加型の食生活改善プログラムなどの各種企画を通して、「すこやかな毎日を支える食生活」についての理解を深め、仲間と一緒に体感し、分かち合える機会をお届けしていきます。

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スポーツを通じた、子どもたちのすこやかな成長支援

アスリートによるキッズスポーツ教室

所属アスリートと共に、スポーツを通じて子どもたちのすこやかな成長に寄り添い、ココロとカラダの健康づくりをサポートする活動に取り組んでいます。近年では、プロゴルファー西智子選手によるキッズゴルフ教室を開催し、地域の子どもたちへゴルフ(スポーツ)の楽しさを知ってもらい、子どもたちの成長の支援を実施しました。

キッズゴルフ教室に参加した子どもたちの写真

キッズゴルフ教室に参加した子どもたち

『TAKUMA KIDS KART CHALLENGE』

「一人でも多くの子どもたちに、モータースポーツの楽しさを体験してもらい、夢をもつ大切さ、挑戦する楽しさを伝えていきたい」というレーシングドライバー佐藤琢磨選手の想いに賛同し、全国の子どもたちを対象に開催されているカート大会『TAKUMA KIDS KART CHALLENGE』を2014年からサポートしています。
2023年度は、全国24か所でタイムトライアルレースによる予選大会を開催し、1,503名が参加。その中の上位100名によるFINAL大会を、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催しました。FINAL大会では、佐藤琢磨選手によるアドバイスのもと、真剣勝負のタイムトライアルを実施。勝ち抜いた上位8名は、後日『TAKUMA KIDS KART ACADEMY』に招かれ、さらなるスキル上達に向けて、佐藤琢磨選手による直接指導と模擬レースを受講しました。
また、2020年から、『TAKUMA KIDS KART CHALLENGE』で優秀な成績を収めた子どもたちに、レーシングドライバーへの第一歩をサポートするスカラシップなどのプログラムも行っています。

TAKUMA KIDS KART CHALLENGEで夢に向かって挑戦する子どもたちの写真

『TAKUMA KIDS KART CHALLENGE ACADEMY』の様子

清水エスパルス アカデミーサポート『Glico Challenge Tour』

2014年より、サッカーチーム「清水エスパルス」が運営するアカデミーの育成支援として『Glico Challenge Tour』という海外遠征プログラムをサポートしています。海外遠征先で世界的な強豪チームと対戦することで、子どもたちのスキルアップと世界に向けた挑戦を支援してきました。

2023年はU-14選手23名がスペイン・バルセロナ遠征に参加し、FCバルセロナやレアル・マドリードCFといった強豪クラブと「Glico CUP 2023」大会で対戦し、世界レベルの技術と異文化の体験により、各選手の学びと成長に繋げました。

Glico CUP 2023に参加したエスパルスジュニアユース選手

Glico CUP 2023に参加したエスパルスジュニアユース選手

久光スプリングス アカデミーサポート『Glico ジャンプアップチャレンジ』

2021年より、バレーボールチーム「久光スプリングス」が運営するスプリングスアカデミーと「子どもたちのすこやかな成長を応援したい」という想いを共にし、『Glico ジャンプアップチャレンジ』というバレーボール教室を行っています。イベント当日は、子どもたちにバレーボールのスキルに加え、コミュニケーション力の向上を目指したチャレンジメニューを実施しました。また、成長期の子どもたちに必要な栄養・食事に関するご家族向けの講習会や、グリコピア神戸へのご招待など、さまざまな面で子どもたちの成長を支援する取り組みを行いました。

Glicoジャンプアップチャレンジに参加した子ども達の写真

今後もさまざまなアスリートとともに、スポーツを通じて子どもたちのすこやかな成長に寄り添い、ココロとカラダの健康づくりをサポートしていきます。


教育支援

体験を通じた独自の教育支援

Glicoグループでは、創業者・江崎利一の「食べることと遊ぶことは子どもの二大天職である」という企業哲学をもとに、グループが持つさまざまな資源を活用し、独自の教育支援活動を行っています。

工場見学施設『グリコピア』

訪れた方々がGlicoグループの商品や食文化について楽しく学べる工場見学施設として、『グリコピア神戸』(兵庫県)、『グリコピア・イースト』(埼玉県)、『グリコピアCHIBA』(千葉県)を開設しています。 各施設では、併設された工場で製造している『ポッキー』や『プリッツ』、『パピコ』や『セブンティーンアイス』の製造工程の見学や、デジタル空間でオリジナルのお菓子づくりやクイズに挑戦する体験等、地域のお客様をはじめ、多くの方々に「見る・楽しむ・学ぶ」を体感していただいています。

グリコピアの写真

グリコピア神戸(左)・ グリコピアCHIBA(右)

キッザニア甲子園で、本格的なショコラティエ体験を提供

江崎グリコは、KCJ GROUP 株式会社が企画・運営する子どもの職業・社会体験施設「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市)において、オフィシャルスポンサーとして「チョコレート工房(Chocolate Factory)」パビリオンをオープンしました。このパビリオンは、おいしいチョコレートを追求し続ける江崎グリコと KCJ GROUP が考案したアクティビティです。チョコレートができるまでの工程を学び、子どもたちの自由な発想でピエス・モンテを作り上げる ショコラティエ体験を通じて、チョコレートの奥深さを五感で体感する機会を提供します。

キッザニア甲子園のショコラティエ体験の写真

プログラミング教育支援『GLICODE®(グリコード)』

GLOCODEの授業教材コンテンツパック画像

Glicoグループでは、プログラミング教育を通じ、皆様の知的健康に貢献していきたいと考えています。おいしいおかしを食べながら楽しく遊び、学ぶことができる『GLICODE®(グリコード)』や『GLICODE MAKER』は、小学校教育にもご利用いただいております。 また、プログラミングの指導をされる先生方のお手伝いができればと、2017年以降、授業で使用するキットを作成し、応募いただいた先生方にお配りしました。さらに、2022年12月からは「授業教材コンテンツパック」としてWEB上に公開し、ダウンロードできるようにしました。

≫素材ダウンロードページはこちら

GLICODEタッチモードの画面キャプチャ

また、衛生上の観点から直接『Pocky』を扱うことが難しい現場でもご利用しやすいように、2023年10月に並べた『Pocky』をカメラで読み込む「カメラモード」に加えて、アプリ上でポッキーを動かす「タッチモード」を搭載しました。

さらに、全国の小学校で広く導入されているChromebookでご利用いただけるように、2023年12月にChromebook版のアプリをリリースしました。

≫ Chromebook版のGLICODE®はこちら

キャリア教育による次世代育成

創業以来、子どもたちのすこやかな成長を願ってきたGlicoグループでは、子ども達への教育支援にも取り組んでいます。こうした活動を通じて、環境問題・キャリア形成に対する関心を喚起し、地域の次世代を担う子どもたちの育成に携わっています。

従業員が講師となりこどもたちの前で説明する写真

小学生への出張授業

小学校で従業員が講師を務める出張授業の写真

従業員が講師を務める環境授業の様子

『Pocky』を使用してプログラミングの基本的な考え方を学べる『GLICODE®(グリコード)』や、近年世界的に問題となっている環境課題への取り組み、また、お口の健康に関わるさまざまな問題を重要な社会課題として捉え、食育の一環として自社で開発した『デンテ博士の秘密の実験室』等、さまざまなプログラムを全国の小学校や学童教室等で実施しています。

中高生への出張授業

従業員が中高生の前でキャリア授業を行う写真

一部、中学校や高校からのニーズに応じた出張授業等も行っています。主に2日間程度のプログラムを構成し、Glicoの事業内容等の紹介から、テーマに沿った形での講義を行います。それを受けて、生徒側で考えた意見・アイデアをレポートにまとめて提出してもらい、後日フィードバックすることで、仕事の一連の流れや、喜び・大変さを疑似体験してもらいます。

コミュニティ支援

Glicoグループでは、全国各地で清掃や防犯等のボランティア活動を実施するほか、復興や防災、行政による福祉活動の支援を行っています。

グリコワゴンが笑顔を届ける活動を継続展開

「日本中においしさと健康、ワクワクと笑顔をお届けしたい。」そんな想いを乗せてグリコワゴンは2010年から走り出しました。2011年の東日本大震災以降は、被災地の訪問活動も含め、子どもたちのすこやかな成長に寄り添い、笑顔を届ける活動を継続しています。

=近年の主な活動=
・2021年11月岩手県釜石市と連携して市内全小学校9校とこども園2園を訪問
・2022年9月東日本大震災の被災地である福島県白河市で行われた音楽イベント「風とロック芋煮会2022」に参加
・2023年3月「2代目グリコワゴン」が稼働開始
・2023年9月東日本大震災の被災地である福島県白河市で行われた音楽イベント「風とロック芋煮会2023」に参加

詳細はこちら

グリコワゴンは、子どもたちのすこやかな成長と家族のつながりを支え、笑顔を届けることで、広く社会に貢献する活動を続けていきます。

釜石市のこども園の活動の際の子供たちの写真と、2代目グリコワゴンの写真

釜石市のこども園に訪問した様子(左)と2代目グリコワゴン(右)

自治体との連携協定の締結

地域社会の課題に対し、その解決に向けて連携・協働を図る枠組みとして、自治体と包括連携協定を結んでいます。2023年には佐賀県と包括連携協定を締結し、「健康増進」「子育て・子ども支援」「防災」「地域振興」「スポーツ・文化」「その他地域社会の活性化及び県民サービスの向上」の 6 分野にわたり、各分野で両者が有する人的・物的リソースを活用するなど、地域への貢献活動を進めています。

■Glicoグループとして協定を締結した自治体
兵庫県神戸市、埼玉県北本市、東京都渋谷区、奈良県三宅町、大阪府、大阪府寝屋川市、奈良県斑鳩町、島根県飯南町、滋賀県湖南市、佐賀県、大阪府泉佐野市、岐阜県大野町
(締結年月順、2024年3月時点)

事業所周辺の清掃活動を展開

Glicoグループではこれまで全国各地で地域の清掃活動に参加してきましたが、もっと主体的で「Glicoらしい」活動にできないかと考え、Glicoのゴールインマークから発想したジョギングをしながら清掃活動を行う「プロギング(Plogging)」や、仲間とコミュニケーションを取りながら行う清掃活動を 、事業所周辺で実施しています。

清掃活動後の集合写真

各事業所で実施した清掃活動

災害被災地でのボランティア活動

災害発生時に事業所周辺の復興作業に従業員が積極的に参加できるよう、支援の仕組みを整備しました。この仕組みを活用して、各地域近隣で勤務する従業員がボランティア活動に参加しています。

地域社会と協働した防災訓練の実施

写真

Glicoグループ本社敷地内の体育館を使用して避難訓練を実施する近隣保育園の児童と先生

地域の方々の安全確保に協力することは、地域貢献活動の中でも重要であると考えています。本社がある大阪市西淀川区は、海抜ゼロメートル地帯のため、周辺河川が決壊した際には、甚大な水害被害発生が予想されています。そのため、Glicoグループは有事の際にスムーズに対応できるよう、西淀川区が行う広域防災訓練への参加や、近隣保育園の避難訓練受け入れ等を実施しています。

「バイグリコ」社会課題解決につながる団体支援

Glicoグループ(国内)では、従業員が自社商品を購入する「バイグリコ」活動を、1980年から継続して実施しています。 バイグリコは、自社の売上貢献はもちろん、地域経済にも貢献する活動として、全従業員で取り組んでいます。近年では、自社商品購入点数をポイント化し、そのポイントを資金として地域貢献活動を行っています。2022年度以降は、「健康」「食」「子ども」テーマで社会課題解決に取り組んでいる団体様への支援を実施しました。今後も継続して支援活動を行っていきます。

バイグリコの仕組みの図

マレーシアで子どもたちへ食の教育プログラムを実施

ASEANの地域統括拠点であるGlico Asia Pacific (以下、GAP)では、ASEAN各国で積極的に地域貢献につながるCSR活動を展開しています。GAP傘下の一つであるGlico Malaysia(以下、GMY)では、現代のめまぐるしく便利な世の中で、子どもたちに健康的な食習慣を身につけ、活動的なライフスタイルを送ってもらうための教育プログラムを企画・実行しました。このプログラムは、児童養護施設の子どもたちが楽しく参加できるような料理セッションと教育セッションで構成され、料理セッションでは、GMYのスタッフと子どもたちが、自社商品を使ったヘルシーなお弁当と簡単なデザートを作りました。このプログラムを通じて、子どもたちには食生活や生活習慣について知識とスキルを身につけてもらい、より健康的な未来の世代の育成につながることを願っています。

マレーシアで実施した子ども達へのCSR活動の様子

佐賀県地域振興取り組み「プリン県さが」への参加

グリコマニュファクチャリングジャパン佐賀工場では、「プリン県さが実行委員会」と連携し、佐賀県をプリンの消費量No.1の県にしようとする地域振興の取組みを実施しています。 2022年4月に行われた、入場者600人規模のイベント「よかばいマルシェ」にも参加しました。プッチンプリン授業を開催し、WEB版工場見学、製造体験、食べ比べを行いました。 プッチンプリンは佐賀県でも製造していることや、おいしさにこだわった製法や品質についても、地域の方々へお伝えする機会となりました。

成人式で北本市とのコラボレーション

北本市ゆるキャラの「とまちゃん」をデザインした商品画像

北本市ゆるキャラの「とまちゃん」をデザインしたポッキーとプリッツ

埼玉県北本市の成人式実行委員から、成人式の活性化のために地域企業とのコラボレーションをしたいというご要望をいただき、2020年1月から、グリコマニュファクチャリングジャパン北本工場で製造している製品を活用した、新成人記念品をご提供しています。2023年1月の成人式は、北本市ゆるキャラの「とまちゃん」をデザインしたポッキーとプリッツをお渡ししました。

NPO法人様との協働による工場敷地を利用した野菜販売会の開催

野菜販売会の写真

野菜販売会の様子

グリコマニュファクチャリングジャパン兵庫工場の近隣で、障がいのある方が栽培、販売されていた野菜が、コロナ禍の影響で販路がなくなってしまい、ほとんどが廃棄されている状況を受けて、就労機会と収入確保、フードロス削減の観点から、支援団体であるNPO法人様と協働し、兵庫工場敷地内で従業員向けの販売会を実施しました。現在では従業員の理解も深まり、販売会を楽しみにしてくれるようになりました。こうした取り組みを一過性の活動とするのではなく、野菜の収穫時期に合わせて継続的に開催しています。

協賛活動

<基本方針>
人々のココロとカラダの健康や次世代を担う子どもたちのすこやかな成長に貢献したいという想いをもとに、文化及びスポーツ協賛活動に取り組んでおります。

<主な広告協賛先>
≫ 劇団四季 大阪四季劇場
≫ ビルボードライブ
≫ スマイルグリコパーク

≫スポーツ協賛についてはこちら

 

公益財団法人 母子健康協会への支援

創業者・江崎利一が、私財を投じて1934年に創設した公益財団法人母子健康協会の活動を江崎グリコは援助しています。公益財団法人母子健康協会は、子どもの心身の健康増進や疾病の予防とその治療に役立つ小児医学研究への助成を中心事業とし、乳幼児のすこやかな成長に関する情報を掲載した機関紙「ふたば」の発行、小児の健康と育児をテーマにしたシンポジウムを開催する等の多彩な活動を行っています。