これからも定番ブランドとして愛され続けるために。_ビスコ

酵母ビスケットから乳酸菌ビスケットへ。進化しながら愛され続ける超ロングセラーブランド。

ビスコが生まれたのは1933年のことです。当時日本に上陸したばかりのビスケットに、健康に良いとされる酵母を使ったクリームをサンド。国民の栄養改善を目指して発売されたGlico第二の商品でした。時代に合わせて改良を重ね、クリームの中身は、酵母から乳酸菌へ。さらにビタミンやカルシウムも強化され、現在のビスコには、生きて腸に届く乳酸菌が入っています。

固定ファンの多い「定番商品」を変えていく、超が付くほど真面目な商品開発。

固定ファンの多い「定番商品」を変えていく、超が付くほど真面目な商品開発。

ビスコには長期にわたる固定ファンも多く、味や食感を変化させたり新商品を増やすことにはデリケートな配慮が必要です。
2014年に赤い箱のビスコで行なわれた口どけ改革は、実に40年ぶりとなる大きなレシピ変更でした。
栄養にしっかり配慮し、幼い子どもでも安心して食べられる信頼感と、“サクサクとした軽い食感” がビスコのアイデンティティです。その中で、課題であった口どけ“だけ” を改善すべく、開発チームはいちから原料の配合を見直しトライアル&エラーを繰り返しました。最終的に、唾液との親和性を高める技術を深化。レベルアップを図ることができました。
2020年のリニューアルでは、素材とおいしさのWイノベーションを実現。素材のイノベーションでは、「シンバイオティクス*」に注目し、生きて腸まで届く乳酸菌と合わせて新たに食物繊維を加えました。
おいしさのイノベーションでは、「ビスコ史上最大のクリーム量」を実現。ビスケットとクリームのベストバランスを目指し、クリームを増やすことでさらに口どけ良くなりました。

*シンバイオティクスとは、乳酸菌と乳酸菌をサポートする食物繊維を一緒に摂っておなかにアプローチするという考え方である。

ミリ単位で焼き上がりをコントロールし、均一の品質を約束する、超精密なレシピ開発。

原料が変われば、生地の状態も焼き上がりも変わります。研究室で味づくりに成功しても、1 分間に何千枚ものビスケットが焼かれるラインで同じ味を出すことは容易ではありません。日本中に届けられるその1枚1枚に責任を持つことも商品開発の使命。最終的なレシピは製造担当者とテストを重ねながら決定します。特に、クリームを挟んでタイトピローに包装されるビスコは、ミリ単位の精度が求められる難しい技術。それだけに「思い描いた通りのビスコが初めて生産ラインを流れてきた時はたまらなく嬉しかった」と担当者は語ります。試行錯誤の末に生み出したこれらの商品は市場の評価も高く、ビスコは新たなファンを獲得し始めました。変えないこと、進化させることを見極め両立させながら、誕生100年を見据えた挑戦を続けていきます。

ビスコブランドサイトはこちら