Glicoグループ環境ビジョン2050

Glicoグループ環境ビジョン2050の策定

2021年3月、Glico グループは重要課題に基づいた4つの分野について、2050年をゴールとした中長期ビジョンを設定しました。豊かな地球環境を未来につないでいくため、活動を推進していきます。

Glicoグループ中長期環境定量目標・取り組み内容

環境ビジョンをもとに、中長期における目標・KPIを策定しました。今後は設定したKPIの達成に向けて取り組み、持続可能な社会に貢献することを目指して活動していきます。

グリコグループ中長期環境定量目標値

<取り組み内容>

Glicoグループでは、企業活動で使用する電気、ガス等の使用量を管理し、CO2の排出量を削減しているほか、工場等で新しい設備を導入する際には、省エネルギーやノンフロンなど環境面に十分に配慮した設備への切り替えを進めています。2050年までに、再生可能エネルギーへの切り替えやコージェネレーションシステムによる効率化、冷凍機の更新等を通じ、温室効果ガス(CO2やフロンガス等)を100%削減することを目指します。
>>気候変動への取り組み

Glicoグループでは、一部の工場において、排水を冷凍設備の冷却に再利用する等、水資源の使用量削減に取り組んでいます。2050年までに、空冷式システムの採用や水処理技術の向上等を通じ、水の使用量原単位を20%削減および水質汚染ゼロ化を目指します。
>>資源の有効活用

Glicoグループでは、容器・包装の機能を追求するとともに、減量化による環境負荷の低減にも取り組んでいます。2050年までに、生産技術向上および規格見直しによる減量化やバイオマス素材への転換等を通じ、プラスチックをリサイクル原料に、紙を森林認証紙にそれぞれ100%切り替えることを目指します。
>>商品・サービスへの環境負荷低減

Glicoグループでは、製造工程での廃棄物の削減に注力するとともに、需給予測の精度向上による過剰在庫を持たない仕組みを通じて、食品廃棄物の削減に取り組んでいます。2050年までに、サプライチェーンの効率化や需給予測精度の向上等、廃棄が発生しない取り組みに注力する他、商品の微細な欠け等、品質に問題がない商品を不揃い品としてアウトレット販売を行う等により、食品廃棄物を95%削減することを目指します。
>>食品廃棄物削減に向けて

環境ビジョン・中長期環境定量目標の策定プロセス

CSR委員会環境部会を中心に、専門家のアドバイスを得ながら、長期軸の環境評価の分析を行い、環境ビジョン案および中長期目標案を作成しました。その上で、CSR委員会、取締役会の議論を経て、2021年3月に策定しました。

Glicoグループ環境ビジョン2050(英語)はこちら>>Glico Group Environmental Vision 2050 in English