都道府県別睡眠ランキングも発表!睡眠不足の日本人にはアミノ酸が必要って本当?
新生活や新年度のはじまりで、何かと慌ただしい季節。みなさん、毎日ぐっすり眠れていますか?健やかな睡眠がココロとカラダ、両方のコンディションを整えるのに欠かせないのはわかっていても、仕事や家事、勉強にお付き合い……と、なにかと忙しい現代の日本人にとっては毎日十分な睡眠時間を確保するのは難しいかもしれません。
そこで今日はそんな「眠り」にまつわるあれこれを大調査。調べてみると、都道府県「睡眠たっぷり」ランキングから、睡眠不足の解消にはあの栄養素が役立つという研究まで、気になる話題が盛りだくさんでした!
あなたは全国平均よりも長い?短い?【47都道府県「眠り」ランキング!】
まずは総務省統計局が発表している「社会生活基本調査」から、眠りにまつわる3つのテーマの47都道府県ランキングからチェック!果たして現代に生きる日本人はどれくらい眠っているのでしょうか。
●睡眠時間たっぷり!?ランキング
【睡眠時間たっぷり!?ランキング】
全国平均は7.4時間という結果に。そして、トップ3を独占したのは秋田県、青森県、山形県の東北三県。第一位の秋田県はなんと47都道府県で唯一の8時間台を記録しました。一方、ワースト3は埼玉県、千葉県、神奈川県の関東三県が名を連ねます。東京都心へ通勤、通学をしている方も多いので、どうしても睡眠時間が短くなってしまう傾向にあるのかもしれません。
●早起き!?ランキング
【早起き!?ランキング】
つづいては起床時間が早い「早起き」な都道府県のランキング。「早起きは三文の徳」と言われますが、そんな徳をたくさん積んでいそうなトップ3は岩手県、青森県、静岡県でした。そんな中、驚くべきは青森県。「睡眠時間たっぷり!?ランキング」でも2位にランクインしながら、全国で2番目の早起き県に。眠りに関して、かなりの優等生と言えそうです。ちなみにこちらもワースト3を覗いてみると京都府、東京都、大阪府という結果に。そして全国平均の起床時間は「6時32分」でした。あなたのいつもの起床時間と比べていかがでしたか?
●夜更かし!?ランキング
【夜更かし!?ランキング】
最後は「夜更かし」に関するランキング。全国平均の就寝時間、「23時12分」を大きく上回ってトップ3に輝いたのが、京都府、東京都、大阪府。やはりと言うべきでしょうか、早起きランキングのワースト3がそのまま上位にランクインしました。そして就寝時間の早い方を見ても、秋田県、青森県という早起きのツートップが22時30分台を記録しています。
日本人は寝ているようで寝ていない?今気にしたい「睡眠負債」
さて、改めて振り返ってみると、平均的な日本人の就寝時間は23時12分、起床時間は6時32分で、おおよそ7.4時間は毎日眠っていることになります。この数字を見て、みなさんはどんな風に感じますか?「あれ?意外と睡眠時間が取れているんだ」、そんな風に思う方も少なくないかもしれません。
ところが世界に目を向けてみると、日本人の睡眠時間は短く、韓国に次いでワースト2位。また、短時間睡眠の割合は増加傾向にあります。国の調査(平成27年国民栄養・健康調査)によれば、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は、この10年で増加しています。(平成19年28.4%→平成27年39.5%)
そして、さらに注意が必要なのが「睡眠負債」と言う現象です。これは、自分では睡眠に問題がないと思っている人でも、実はわずかに睡眠が足りておらず、睡眠不足が借金(負債)のように蓄積されていくもの。睡眠時間は足りているはずなのにココロもカラダもなんだかスッキリしない、というときには、この「睡眠負債」を疑ってみるのがいいかもしれません。
心地よく目覚めるカギは、正しい「睡眠サイクル」
睡眠負債状態がつづくと脳からの体内リズム形成が狂い、代謝の低下や生活習慣病への罹患、精神疾患などにつながりやすくなります。そうならないためにもまずは睡眠メカニズムを正しく理解し、一定のリズムを保つことを日常から意識するようにしましょう。
睡眠中は身体を休ませる「レム睡眠」と、脳を休ませる「ノンレム睡眠」がおよそ90分間隔で繰り返されます。そしてそれぞれの時間帯に適した自律神経の働きやホルモンの分泌を通して、休息・修復などが行われます。良質な睡眠と感じられるかは、睡眠時間の長短そのものではなく、この「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が正しく働いたかどうか。
また、一般的に年齢を重ねるほど深い眠りである「ノンレム睡眠」が減少し、浅い眠りである「レム睡眠」が増加すると言われています。「近頃歳のせいか、若い頃より眠れなくなった」と感じるのは、こんなところにも原因があるのかもしれません。
Glicoでは、睡眠負債と「アミノ酸」摂取による睡眠への影響を研究しています!
現代に生きる日本人の多くが抱え、年齢を重ねるごとにさらに感じやすくなる睡眠負債。その解消のためにGlicoが着目したのが「アミノ酸」でした。実際、アミノ酸の一種であるオルニチンは、深い眠りであるノンレム睡眠の延長効果を有することがすでに確かめられています。
そこでGlicoはオルニチン、アルギニン、リジン、亜鉛、セレン、マグネシウム、ビタミンB₆、カンカ抽出物およびグリコーゲンを配合した「試験食品(サプリメント)」と「プラセボ(偽薬)」を比較する独自調査を実施することにしました。
被験者となるのは20歳以上の健常な男女で、日頃から疲労・ストレスを感じていると、事前アンケートで答えてくれた27名。まずは被験者を2つのグループに分割し、X群は「試験食品」を、Y群は「プラセボ」を12週にわたり摂取。4週間の休止期間の後、X群は「プラセボ」を、Y群は「試験食品」を摂取した上でアンケート調査を行なったところ、アミノ酸等を低用量で複合したサプリメントを摂取することで、睡眠の質、そして疲労やストレスの改善に有効である可能性が示唆される結果になりました。
睡眠は疲労、ストレスを早期に軽減し、健康的な日常生活を過ごすために欠かせません。そして、その質を改善できる可能性が、改めて示されたアミノ酸。ひとりでも多くのひとが良質な睡眠を叶え、より充実した毎日を送れる日が来ることを願って、Glicoはこれからも睡眠とアミノ酸の関係について研究をつづけていきます!