パナップVS芸術家!絶対に負けられない戦いが始まる!?
みなさん、こんにちは! 暖かくなり始め、そろそろアイスの季節がやってきました!
でも、ただ食べるだけでは物足りないよー!という方にも朗報です。
「スマイルパナップ」をご存知ですか?
スマイルパナップとは、パナップアイスのミニカップが6コ入ったパックの中に、
ときどきスマイルの顔をしたアイスが出てきます。
出会えたら、ちょっとハッピーな気持ちになり、その日は良いことが起きそうです!
そして、スマイルパナップを食べながら彫っていき、オリジナルの作品を作って遊ぶことを
「パナップアート」といいます。
もともと笑っている顔を怒っている顔に変化させたり、
上手な人は、有名人やアニメのキャラクターなんかも彫れるのかも知れませんね。
想像したら、ちょっと面白そうなので、試しに彫ってみます!
ここは大きくざっくり彫って鼻を作り、こっちはスプーンでのばして口を広げて…。
うーん、なかなか上手くいかないな……。早く彫らないと溶けてきちゃうし。
これって、その道のプロが彫ったらどんな作品ができるんだろう?
仏師に彫ってもらったらブッダの顔ができるかも。
美大や芸大の先生だったら、アテネ彫刻みたいな美しい顔も彫れるのかな?
うーん、そもそも引き受けてくれるのだろうか…。
この前テレビで見たバナナ彫刻師ってどうだろうか?
パナップアートとも相性も良さそうだし、この人にお願いしてみよう!
ということで、出演を即決してくれたバナナ彫刻師の山田惠輔さんに来てもらいました。
【プロフィール】
バナナ彫刻師 山田惠輔さん
約3年前からバナナを彫り始め、今ではバナナ彫刻界の貴公子的存在として君臨。
定期的にバナナ彫刻教室を開催中。現在、生徒と彼女を募集中。
—— 山田さん、本日はよろしくお願い致します。
山田さん:こちらこそよろしくお願いします!
すぐにバナナ彫刻を始めるのかと思いきや、おもむろに着替えを取り出す山田さん。
—— あれ、着替えるんですか?
山田さん:はい、いつもバナナを彫る時は、気合を入れるためにこの格好をするんですっ!
—— なるほど〜。バナナ彫刻にもルーティンがあるんですね!
山田さん:ええ、彫刻に集中するためには、どうしてもこれが必要なんですよ。
—— あ…あの、そもそもバナナ彫刻って、どうして始められたんですか?
山田さん:めちゃくちゃ暇な時期があったんですけど、その時にリビングにあったバナナを見て
「皮をむいて笑ってる顔が出てきたらおもしろいんじゃないか」と思って彫り始めました。
—— へえー!そうなんですね。ちなみに、どんな道具で彫るんですか?
山田さん:普段は平べったいスプーンとか、先の尖った爪楊枝と普通の爪楊枝の3つで彫っていきます。
今日はスプーンなしで、爪楊枝だけで彫ります。
慣れた手つきで、ザクッザクッと爪楊枝を軽快に削っていく。
細っそーい!普通の爪楊枝と先の尖った爪楊枝でバナナを彫っていきます。
いよいよお披露目!バナナで何をつくる!?
—— それでは早速、バナナを彫っていただけませんか?
山田さん:はい!任せてくださいっ!
真剣にバナナを彫っていく山田さん。
彫っては食べ、彫っては食べることを何度も繰り返す。
—— バナナ彫刻を始めて良かったことってありましたか?
山田さん:注目されてから、友達が増えて社交的になりましたね。
あと、全国でバナナ彫刻教室を開催していて、多い時には40人くらいの方が参加してくれるようになりました。
ときどき、レモン汁を塗って変色を抑えます。
—— どのようなことがきっかけで注目されるようになったんですか?
山田さん:とあるサイトに作品をアップしたら、バズって話題になりました。おかげさまで、今ではツイッターのフォロワー数も1万人を超えたんですよ!
—— それはすごいですね!
彫刻開始から約1時間。完成した作品はこちら!
—— おおー!かわいい!今年の干支のサルですね〜!食べるのがもったいない!どんなイメージで作ったんですか?
山田さん:地獄谷温泉に入浴して、とろ〜んと気持ちよくなってるサルをイメージして作りました。
—— なるほど~。しっかり雰囲気が出てますねー!こんなに素晴らしい技術をお持ちなら、
パナップアートも上手く彫れるんじゃないですか?
山田さん:あ、すっかり忘れてました。パナップアートのために呼ばれたんですよね(笑)。
バナナ彫刻師が創造する究極のパナップアートとは!?
—— どんなパナップアートにするか、何かイメージってありますか?
山田さん:だいたいイメージできてるんですけど…クククッ(笑)、できてからのお楽しみです。
—— わ、わかりました…。それでは完成を楽しみにしていますね!
山田さん:じゃあ、始めますね。
—— パナップアートも爪楊枝で彫るんですか?
山田さん:はい、それとスプーンの先と柄の部分も使ってみます。
—— やっぱりバナナとは感触がちがいますか?
山田さん:全然ちがいますね。柔らかいし、バナナよりも早く彫らなきゃ溶けてきちゃうのでスピードが必要です。う〜ん、思ったよりも難しいですね。
スマイルパナップの中心から彫っていく山田さん。
バナナ彫刻と同様に、彫っては食べることを何度も繰り返していく。
果たして、どんなパナップアートができるんでしょうか?
平面だったスマイルパナップが、だんだんと立体的に!
んっ!? これは、バナナと同じくサルの顔でしょうか?
それとも、人間の顔が浮かび上がってくるのでしょうか?
山田さん、あんたいったい何を作ってるんだ!!
そんな周囲の予想を尻目に彫り続けること1時間。
クオリティの高いパナップアートを作るため、「溶けてきたら→冷凍庫に入れて固める」を何度も繰り返し、
ようやく完成したパナップアートはこちら!
「パナップ神」降臨!!!
—— 恐ろしい顔してますけど、このキャラクターはなんですか?
山田さん:パナップを食べようとしている人を、逆に食べてやろうと向かってくる「パナップ神」です!
—— パナップ神っ!? 今にも噛みつかれそうで、とても迫力がありますね!特にこだわった部分などありますか?
山田さん:牙を移植してくっつけたり、床を這って迫ってくるようなイメージで彫りました。
—— うわっ!すごい!ソースで舌を作ってる!これはとても真似できないですよ。
山田さん:ちょっと練習すれば、これくらいは誰でもできるようになりますよ!
横から見たパナップ神。今にもカップから出てきそう。
—— なるほど!さすがバナナ彫刻師!想像力が豊かです。パナップアートを上手に彫る「コツ」などありましたら教えてください。
山田さん:途中で溶けてくるので、パナップをなるべく「カッチカチ」に凍らせてから彫ることをおすすめします(笑)。
あと、手の熱が伝わりやすい金属製のスプーンではなく、木製のスプーンや爪楊枝を使ってください。
—— 分かりやすい説明ありがとうございます!最後に、「パナップアートをやってみたい!」という方に向けてメッセージをお願いします。
山田さん:僕も色んな方々の作品を見たいです!なので、気軽にチャレンジして、作ったパナップアートをSNSにアップして見せて欲しいですね。どんな作品が生まれるのか楽しみです。あ、僕から一言いいですか?
—— えっ?
いいか!「カッチカチ」に凍らせるんだぞ!
溶けないように、カップの縁を持つのも「キホン」だからな!
Let’s Enjoy!!
というわけで、みなさんもパナップアートに挑戦してみませんか?
スマイルパナップは、こちらのマルチパックに入っています。
マルチパックは3種類のフレーバーをたっぷりと堪能できます!
この機会に、ご家族やお友達とパナップアートで気軽に遊んでくださいね!
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京都の隅っこでまったり暮らすパパライター
葛巻 大輔