ここがあのポーズの発祥の地!! Glico社員が創業者ゆかりの地「佐賀」をリポート

ここがあのポーズの発祥の地!!

Glicoといえば、あの道頓堀グリコサインでお馴染みのゴール・インのポーズ。実はこのポーズが生まれた場所が佐賀にあることを皆さんご存知でしょうか?
企業理念「おいしさと健康」を掲げるGlicoの創業者 江崎 利一(りいち)が、生誕の地 佐賀で創り出したものであり、熱い想いが隠されていたのです。

そこで今回は、意外と知られていないGlicoの歴史と利一の想いを皆さんにご紹介すべく、Glico社員が創業者のゆかりの地 佐賀を巡って来ました!

JR佐賀駅前からスタート!

【JR佐賀駅前からスタート!佐賀県にゆかりのある25体の偉人の像がずらり!】

JR佐賀駅南口から延びる大通り沿いの約1.5キロメートルに、2018年春、明治維新から150年になるのを記念して幕末から明治時代を中心に活躍した、佐賀県にゆかりのある25体の偉人の像が立てられました。Glico創業者江崎利一もそのひとりに選ばれました。

駅から歩くこと約10分、中央橋を越えてすぐに創業者の像を見つけることができました。なぜなら、右手には、Glicoの創製である「栄養菓子グリコ」を持っていたからです。創業者に一礼し、記念撮影。ここはフォトスポットになっており、並んで撮影できるようになっていました。

Glicoの原点 創業者が生まれた場所へ

【Glicoの原点 創業者が生まれた場所へ】

次は、創業者の生家へ向かいます。JR佐賀駅から車で数十分、蓮池町に到着しました。のどかな街並みの一角に「江崎利一出生之地」と彫られた石碑がありました。
1882年12月23日、創業者江崎 利一はこの地で生まれ、15才から父親がここで営んでいた薬種業を手伝いました。近所に住んでいた恩師に「商売というものは、自分のためにあるとともに、世の中のためにあるもの。商品を売る人は、物を売って利益を得るが、買う人もまたそれだけの値打ちのものを買って得をする。この共存共栄がなかったら本当の商売も成り立たないし、発展もない」
今でいうWin-Winの関係をつくらないといけないことを学んだのもここであり、海外から大樽に入ったワインを仕入れ、それをビンに詰め替えて安く売る商法で、ワイン業を始めたのもここでした。そして、「栄養菓子グリコ」を考えたのもこの地でした。

「すべてここからはじまったのか・・・・」横を見ると新しい建物が。「たしか生家は公民館として蓮池町に寄贈され、最近新しく建て替えられたんだった」。建物の入口には、利一が揮毫した「公民館」の看板を見ることができました。

あなたも発祥の地でゴール・インのポーズをやってみませんか?

【あなたも発祥の地でゴール・インのポーズをやってみませんか?トレードマーク発祥の地へ!】

石碑前の道路からすぐ左に鳥居が見えました。「もしかしてあれが・・・」、近づいてみるとやはり鳥居に「八坂神社」の文字が。
そう、ここは、江崎利一が毎日来ては、あれこれと思索を巡らせていた場所です。当時、利一は「栄養菓子グリコ」のロゴマークについて悩んでいて、いつものようにこの神社に来て、石に腰を下ろしてたところ、お宮の馬場で大勢の子どもがかけっこをしているのを目にします。真っ先に立ったこどもがゴールに入る際、胸を張り両手を上げて、英姿颯爽といったフォームをしていました。
「人は誰でも健康を望んでいる。健康を望む以上は、スポーツをやる。スポーツは永久に愛好される。この運動の姿を商標(ロゴマーク)に入れるべきではないだろうか」。近くの芙蓉小学校で象やペンギン、花などとアンケート調査を実施した結果、このゴール・インのポーズがトレードマークに決まりました。

「ここがロゴマークの発祥の地か!」と思わず駆け出し、ゴール・インのポーズをしている自分がいました。
社員あるあるでしょうか(笑)。

子どもたちの健康を考えて 衝撃の出会い~早津江川河口

【子どもたちの健康を考えて 衝撃の出会い~早津江川河口~】

最後は、1919年に創業者がグリコーゲンと出会った場所へ向かいます。利一の生誕地から車で約20分。有明海に注ぐ早津江川の河原に着きました。
有明海が近いのか、潮の香りがします。そばに見える早津江橋の上流には、2015年に「明治日本の産業革命遺産 」として世界文化遺産に登録された三重津海軍所跡があります。
「ここに昔、干牡蠣の作業場があったのか」。
現在は、整備され昔日の面影はありませんが、創業者は、ここで漁師が大釜から牡蠣の煮汁を捨てるのを目にし、昔読んだ記事から『牡蠣にはエネルギー代謝に大切なグリコーゲンが多く含まれているのでは』とわけてもらい、九州大学に分析を依頼。思った通り煮汁には、多量のグリコーゲンが含まれていることがわかり、これをなんとか活かしたいと考えました。
「『国民の体位向上』に貢献したい。そのためには、子どもたちが喜んで食べてくれるものがいい」そうして、誕生したのが「栄養菓子グリコ」です。

最後に

今回、創業者ゆかりの地を巡ることで、創業者 江崎利一の「国民の健康に貢献したい」という強い信念を伝承し、企業理念「おいしさと健康」を込めた製品や活動を、世界中の人たちへ届けていきたいという思いを新たにしました。
みなさまもぜひ佐賀へお越しの際は、Glico創業者ゆかりの地を巡ってみませんか?