奥深いGlicoの定番カレー「LEE」の世界を大公開!
■商品名「LEE(リー)」誕生物語
LEEの語源についていろいろと思いを巡らしておられる方もいらっしゃると思いますが、
残念ながら、「LEE」という単語そのものには意味はありません。
LEEの語源は下記の2点です。
1.当時商品名を考えていた担当者が、「ビーフカリー、ビーフカリー、ビーフカリー・・・・リー!」と叫んだこと。
2.試食の際に、あまりの辛さに「かりぃ(辛い)」と叫んだこと。
いずれにしても、その音の響きが何とも力強いことから、「LEE」というアルファベットをあてて商品名となりました。
当時から遊びゴコロたっぷりの商品だったんですね。
■どうしてLEEは「甘口、中辛、辛口」ではなく、辛さ倍率表示なの?
カレーの辛さレベルといえば、「甘口、中辛、辛口」という分類が一般的です。
でも、LEEは辛口の中の辛口カレー。決して「甘口」ではありません。
そこで辛口の中での辛さの差を表現するために採用されたのが、辛さの倍率表示だったのです。
いまではすっかりおなじみですが、発売当時はこの倍率表示が珍しく、話題になったようです。
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LEE 辛さ×10倍
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LEE 辛さ×20倍
■LEEの「辛さ×○倍」は、どういう基準で決まっているの?
LEEの倍率表示は、カレーソースに含まれる唐辛子と胡椒等の辛味成分の総量や研究員による官能検査(試食)の結果をもとに設定されています。
発売当時は、LEE辛さ×1倍が存在していました。
その辛さ×1倍のカレーソースに含まれていた 辛味成分の量を参考に、唐辛子などの辛味原料の量を調整して×10倍、×20倍の辛さレベルを設定しています。
ところで、辛さ×1倍とは、今でいう「辛口」に相当しています。
■やっぱりLEEの開発担当者って、辛さには強いのでしょうか?
もともと辛さに「強い」かどうかは担当者個人の資質によりますが、何度も何度もLEEの試食を繰り返すことで、「LEEを担当すると辛さに強くなる」ということは、間違いないようです。
あの辛さが「うまい」に変わったら、LEE担当者としてようやく1人前。
やっとユーザーの皆さんの味覚に近づいた、というわけです。
■もっと辛いカレー、例えば「辛さ×50倍」とか「辛さ×100倍」の発売予定はありますか?
実は、こういったご意見は、時々いただいています。
今のところ発売予定はありませんが、LEEはファンの皆さんに支えられてきた商品ですので、ご要望が多かったら、もしかして、そのうち発売してしまうかもしれません。
でも、たぶん、あまりの辛さに、食べたらきっと後悔しますよ・・・。
■Glico推薦!辛いカレーのおいしい食べ方
これまでの辛口カレーの研究で見つけた、辛口カレーの食べ方をご紹介いたします。
1.ごはんにカレーをかける
2.コップにお水を用意する
3.ここがポイント!「目の前のコップのお水は飲まずに」、カレーを食べ尽くす。
4.カレーを食べ終わったら、水を一気に飲み干す。
辛さを楽しみながら、一気に食べることで、食後の一杯の水が何とも爽快です。
皆さんはどのように召し上がっておられますか?
また、Glicoでは「家カレー」をテーマに男女1000人にアンケートを実施。
「家カレー」と「夫婦仲」の意外な関係についてはこちらの記事をご覧ください。