夏空の下で冷たいアイスクリーム食べたいあなたに、保冷が持続するふたつのアイテムを紹介

アイスクリーム

海だ、キャンプだ、バーベキューだ!
太陽がまぶしく、アウトドアが気持ちいい季節到来。暑く火照った体を癒してくれるもの、それはアイスクリーム! 
しかし、よほど高性能なクーラーボックス(しかも高額!)じゃないとアイスクリームはすぐ溶けてしまうし、その場で手作りも楽しいけれど市販のもののように美味しくはなかなかできないしコストもかかってしまいます。やっぱりアウトドアにアイスクリームを持っていくのは無理よね…と諦めてしまう前に、ふたつのアイテムで劇的にアイスクリームが溶けにくくなる裏ワザを教えましょう!

科学的根拠に基づいた「氷に塩」と「新聞紙」

氷に塩

氷は周りの熱を奪いながら溶けていきます。塩を加えると、氷が解けるスピードが上がり、より多くの熱を奪い、周りの温度を塩を加えない時よりも大きく下げることができます。
この際、氷の温度(0度)を下回るのです。つまり、氷が早く溶ける分、冷たくなるワケです。塩を入れた氷を新聞紙でくるめばさらに保冷効果はアップ。理論に基づけばアイスクリームを溶けずに長く保冷できるハズ。では実験してみましょう!

太陽の光を浴びて2時間放置。さぁ、どうなるか?

「氷に塩」と「新聞紙」で実験

発砲スチロールの容器に、氷300グラムのみ、氷300グラム+塩30グラム(大さじ2杯)、氷300グラム+塩30グラムを新聞紙でくるんだもの、それぞれの中に冷凍庫から出したばかりのアイスクリームを入れてビニール袋の口を閉じます。キャンプやバーベキューを想定して30度近い太陽の下で日陰もナシ、の状態で2時間放置してみました。

塩+新聞紙のチカラはスゴイ!

さてさて、様子はどうなっているでしょうか?

氷+塩+新聞紙、氷+塩、氷のみでそれぞれ冷やしたアイス

▲左から氷+塩+新聞紙、氷+塩、氷のみでそれぞれ冷やしたアイス。

まず、氷だけのものは、パッケージをさわった瞬間、ぐにゅっとやわらかい…。これはもう開けなくても溶けているとわかる状態ですが、一応。スプーンを指してみると、ほぼ抵抗がなく、外側が液体に近い状態になっていました。氷+塩も、かなりやわらかい状態ですが、真ん中はアイスクリームらしい食感が残っています。
そして、氷+塩+新聞紙はパッケージの外側がまず、冷たい!そして冷凍庫から出した状態に近い固さです。スプーンを指してみるとそれなりの抵抗力があり、むしろ食べやすいという感覚。もちろん、のどに冷たさが通り極上の食感です!!たった2つのアイテムでこんなに保冷力がアップするなんて、と感動すらしました。
まぶしい太陽の下で冷たいアイスクリーム、幸せです!

ミルクの味わいが楽しめるGlicoのカップアイス「牧場しぼり」は、しぼって3日以内の新鮮なミルクを使用した贅沢なアイスクリーム。
ぜひ、アウトドアでも楽しんでみてください!
塩と新聞紙も忘れずに。