しまった、と思った時にはもう遅い!?溶けてしまったアイスクリームは二度と本来の味に戻らない
アイスクリームが美味しい季節到来!
しかし、買ってきたはいいけど冷凍庫に入れるのを忘れてそのまま放置しちゃった、とか
アウトドアで炎天下に置いてしまって気づいた時には溶けちゃった…こんな失敗は誰もが一度は経験あるはず。
もう一度、冷凍庫に入れて凍らせたらいいじゃない?とのんきに構えているアナタ、それは大間違いなのですよ。
美味しさの秘密は「絶妙なバランス」
そもそも、アイスクリームは凍っているのになぜ、口にいれたらスーッと溶けるのでしょうか? その秘密はバランスです。アイスクリームは一般的に原料の乳製品をはじめ、砂糖・卵黄・香料・水などから成り立っています。これらが均一にバランスよく混ざり合うことで、独特の味わいとなめらかな食感を生み出しているのです。
完全に溶けるとバランスが崩壊
その絶妙なバランスで成り立っているアイスクリームが完全に溶けてしまうと、ひとつになっていた組織がバラバラになってしまいます。そのまま再冷凍しても、組織が分離したままなので、味わいもバラバラになってしまいます。さらに、氷の結晶が大きくなるため、食感がシャリシャリし、アイスクリーム本来のなめらかさが失われてしまいます。
一度溶けたアイスは絶対に食べないでください!
つまり、アイスクリームは完全に溶けてしまったら再冷凍しても元の味には戻らないどころか、味も食感もかなり落ちてしまいます。
また、溶けてしまったアイスクリームには細菌が増殖していることもあり、衛生上の観点からも、溶ける前に食べる事をおススメします!
ちなみに「牧場しぼり」はアイスカップをさらにアルミ蒸着のパッケージで包み込むことで、外から受けるダメージをできるだけおさえ、美味しい状態をキープする工夫をしています。しかし、アイスクリームが美味しい季節は溶けやすい季節でもあるので、持ち運びにはドライアイスを使うなど充分に保冷し、おうちに着いたら速やかに冷凍庫に入れましょうね。