マネしたい!アイスクリームが登場する映画の名シーン

アイスを食べる男女

映画を見ていると、登場人物たちがアイスクリームを食べているシーンをよく見かけますよね。アイスは、とってもハッピーなデートのお供になったり、落ち込んだ主人公をなぐさめたり、ハプニングのきっかけになったりとスクリーンの中で大活躍!観たあとは、思わずマネしてアイスを食べたくなっちゃいます。そこで今回は、アイスが登場する名作&名シーンを集めてみました!

親子が向き合うきっかけに 『クレイマー、クレイマー(1979)』

クレイマー、クレイマー アイスを食べる少年

離婚と養育権というテーマを、慣れない子育てに奮闘する中で深まっていく親子の絆を通し、ハートウォーミングに描いた本作。第52回アカデミー賞作品賞も受賞した名作です!
バリバリ働く広告マンのテッド。ある日突然妻が家を出てしまい、残された息子ビリーとの二人暮らしが始まります。テッドが用意した夕食を食べたがらないビリー。アイスが食べたいとゴネたことでケンカに発展します。テッドの、思うようにならない子育てへのいらだちと、ビリーの、母親が帰らないことへの寂しさがぶつかる、とても大切なシーン。
このシーン、もともとは脚本になく、ビリー役の子役が実際にご飯を食べずにアイスを食べて母親に怒られたことがある、というエピソードがもとになっているんだとか。子どもってアイスが大好きですもんね!そのリアルさが、このシーンをより印象的にしています。

レストランでの注文は、人を表す 『恋人たちの予感(1989)』

恋人たちの予感

こちらは、「男女間の友情は成立するか」をテーマにしたコミカルなラブストーリー。元祖ラブコメ女王メグ・ライアンがとにかくキュート!のらりくらりとしたプレイボーイ・ハリーと、ちょっぴり神経質だけどチャーミングなサリーの、歯に衣着せぬ会話が楽しい作品です。
アイスが登場するのは、二人がレストランで食事をするシーン。そこで、サリーの注文へのこだわりが明らかになります。アップルパイ・ア・ラ・モードを頼む際、パイの温め方・アイスのトッピングの仕方・生クリームの種類にいたるまで指示したのです!
レストランでの注文の仕方って、キャラクターが表れますよね。これ!と決めたメニューがある人、毎回時間をかけて吟味する人、周りとかぶらないようにする人・・・。この出来事からハリーはサリーの性格を垣間見、興味を惹かれていくのです。サリーの注文にまつわるエピソードは、ラストシーンにも活きてくるので必見!

忘れられない自由の味 『ローマの休日(1953年)』

ローマの休日 手をつなぐ男女

言わずと知れた歴史的名作!オードリー・ヘップバーン演じる王女アンが、ローマのスペイン階段でアイスを食べるシーンはとても有名ですね。厳しいしきたりばかりのお城を抜け出した王女が、屋台で買ったアイスを片手に活き活きと外での暮らしを満喫する、魅力的なシーン。アイスが自由や息抜きの象徴であり、ちょっとしたごほうびであることがよく分かります。
ちなみに現在、スペイン階段での飲食は禁止されているそう・・・残念!
映画ではこの後、ハンサムなアメリカ人新聞記者ジョーとデートへ。『真実の口』など、ローマの名所がたくさん登場します。とってもロマンチックでチャーミングなので、「いつかマネして回りたい!」という気持ちになること間違いナシ。

アイスがあると、毎日が少しドラマチックになる

映画の中では、魅力的な登場人物たちがさまざまなシチュエーションでアイスを食べています。人と人とのコミュニケーションのきっかけになったり、一人で気持ちを満たしたり・・・。あなたも映画のように、アイスで毎日にちょっとしたときめきをプラスしてみてはいかがでしょうか?