メニューボードや看板がグッとおしゃれに!チョークアートの描き方
チョークアートって何?
チョークアートとは、カフェやレストランの看板・メニューボードとして、黒板に描かれたアート作品のこと。みなさんも、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか? カラフルで個性的なチョークアートは、日本でも人気が高まっており、ついつい目を惹かれてしまう魅力的な作品が、街のあちこちに飾られています。
チョークアートの人気の秘密
チョークアートは、画材と板さえあればすぐに始められる手軽さが魅力。小さなお子さんでも塗り絵感覚で楽しめます。使われているのはオイルパステルという画材で、微妙に濃淡の違う色を指先でなじませながら、独特のグラデーションを作り出していきます。同じものを描いても、人それぞれの個性が味わい深く表現されるんだとか。
チョークアートの制作過程を除いてみよう!
チョークアートがどのように描かれていくのか、制作過程をご紹介しましょう。今回描くのは、色とりどりのアイスでできた、美味しそうなパフェ。うずまき模様のアイスを仕上げれば、作品は完成です!
▲ 下書きだけが書かれた状態
▲ まずはアウトラインを入れていきます。
▲ 淡い色(今回は白)はそのまま塗ると透けてしまいます。アイスのこってり感を出すために、下地を塗ります。
▲ 微妙に色を変えながらグラデーションをつけていきます。光が当たっている場所にはハイライトを。下に向かうにつれ、黄色を重ねます。
▲ 指で板になじませていきます。このステップがチョークアートならではの味を生み出します。綿棒などでこすってもなかなかこの温かみはでないそう。
▲ 続いて、うずまき模様のもう一色を塗っていきます。淡い色から順番に塗り重ねていきます。
▲ 水色だけで濃淡の違う4色のオイルパステルを使用して、グラデーションを作っていきます。
▲ 先ほどと同じように指でなじませます。強くこすると、せっかくの色が剥げてしまうので、優しくなでるように。
▲ 「ヘタ」の部分は、ディッシャーですくった感じを表現するため、あえて綺麗には塗りません。
▲ 白色で光を、暗めの青で影を表現します。塗りこみ過ぎないのがポイント!
▲ ボードの色を残しつつ、軽く指でなじませて…
▲ これで完成!思わず手を伸ばしたくなる、美味しそうなパフェが出来上がりました。
少しずつアイスが立体的に、なめらかになっていく様子がわかりますね。光と影を感じさせる絶妙なグラデーションは、このような細かい過程で表現されていました。
知れば知るほど奥深いチョークアートの世界、いかがでしたか? じっくりとボードに向き合い色を重ねていく作業は、一度体験したらハマっちゃうかも…!? 芸術の秋に、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
今回制作したチョークアートのパフェは、この記事に登場しています。
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チョークアート制作:Chalk Art Studio Tic-Tac