キーンとなるのは、昔の話。今どきのかき氷はサラサラ、とろとろ!
数年前に火がついて、年々盛り上がる「かき氷ブーム」。
ゴーラーなんて言葉もできました。かき氷本なるものも出版されました。
ブーム以前は、ジャリジャリのちベショベショ。
今どきは、サラサラ、ふんわり、とろとろ、ねっとり、食感だけでも千差万別!
かき氷は、新感覚のデザートに進化しています。
かき氷百花繚乱!今すぐ食べたいのはどれ?!
ひと昔前、かき氷と言えば、
電動かき氷機で勢いよく削って、原色のシロップをかけたかき氷か、
喫茶店に夏限定で登場する宇治金時やイチゴミルク。
ここ数年のかき氷ブームで、そんな固定観念を超越する新感覚のかき氷が次々出現して、かき氷は百花繚乱の時代に突入!
まず、いつもの「かき氷」。
★海の家や、花火大会、夏祭りのかき氷
こめかみやみけんが痛くなるのも快感。
速攻で全身が冷え切って、寒っ!
最後はシロップ味の氷水をストローで飲んで、ごちそうさま。
★甘味処や、かき氷専門店のかき氷
富士山や日光、軽井沢の天然氷、長時間かけて凍らせた純氷など、氷そのものを厳選。
削り方次第で、味わいや食感が変わるとのことで、刃の選び方、削り方にもこだわります。職人の技が光る日本のかき氷、ここにあり!
そして「スイーツかき氷」と呼ばれる進化系。
★韓国&台湾生まれの新食感かき氷
この夏日本初上陸、「雪氷(ソルビン)」は韓国生まれ。
サラサラのパウダースノーかき氷にきな粉や大福など斬新なトッピング。
台湾生まれの「アイスモンスター」「マンゴーチャチャ」は、なめらかで濃厚とろとろ食感のかき氷。東京、大阪で行列ができています。
★ソースがムース状に!泡系(エスプーマ)かき氷
例えばティラミスかき氷。氷にエスプレッソを浸み込ませ、その上にアイスクリーム、エスプーマ仕立てのマスカルポーネのクリーム。エスプーマは、もっちりふわふわのムース状のクリームのこと。
コレ、今年一番のトレンド。
抹茶エスプーマのかき氷、イチゴをまるっとエスプーマにしたかき氷などが登場しています。
定番かき氷も健在!
汗タラタラ、喉カラカラ、ただいま~!と同時に、冷蔵庫に直行!
こんな時は、キンキンに凍った「フロート」や「しぐれ」が一番。
ザクザクした氷が舌を直撃、身体は急速冷却。
真ん中のアイスクリームに小腹も満足!
みんなが集まるお盆の里帰り。おばあちゃんも孫も一緒に食べるなら、ミニセレ「練乳いちご」「練乳金時」。
間違いない定番の味、まったりした甘さに、ほっこり。おばあちゃんや小さな子どもがおいしく食べきれるサイズもうれしい。ダイエット中のお母さんも、このサイズなら罪悪感なし!
夏本番!
「な(7)、つ(2)、ご(5)おり」の語呂合わせで、7月25日は「かき氷の日」。
かき氷百花繚乱のこの夏は、食べ比べを楽しんで、
お気に入りのかき氷を見つけるチャンス!
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ヘルシーはおいしい!をテーマに必要以上にアテを作ってしまう月イチ食堂オーナー&ライター
山本佳子