高校生の娘のためにCo育て休暇取得!グループ長インタビュー
江崎グリコには「Co育て休暇(こそだてきゅうか)」という、子どもを望む方から、孫の育児まで子育てに関することで使用できる休暇制度があります。それは、従業員が「Co育て」を起点に自らライフデザインを行い、多様な人財が活躍できる企業風土を目指しています。今回Co育て休暇を取得した、セールス本部 セールス推進室 人材開発グループ長の安達昭彦さんにお話しを聞きました。
Co育て休暇とは?
「Co育て休暇」は「Co育て」の取り組みの一つで、不妊治療や妊活、育児、子・孫の看護や検診、学校行事への参加のための有給休暇です。小さなお子さんだけでなく、大きくなったお子さんや、孫のためのCo育てに対しても取得できる制度として2019年度からスタートしています。
―「Co育て休暇」、どのような使い方をしましたか?
(安達さん)高校生になる娘の運動会で利用しました。正確には「運動会後は、全員ダウン状態ですので休暇を利用し後日あらためてお疲れ会として家族で焼き肉を食べにいきました」。久々に家族そろっての外食で競技や家の様子と違う娘の話題で盛り上がり楽しいお疲れ会となりました。「Co(こ)育て」という名称から、この制度は小さな子供を持つ従業員だけが対象と思われている方もいるかもしれませんが、私のように少し大きな子ども、中学生や高校生でも使えます。さらにお孫さんがいる従業員でも適用ができ、若い従業員だけが対象ではありませんので、私たちのような年齢でも、利用することができます。子どもが小さい時は、よく一緒に遊びに行ったりしていましたが、年齢が高くなるとコミュニケーションを取る機会が減っていました。この休暇は、それを埋める時間として活用できるかと思います。実際に私もこれがきっかけで家族との距離が縮まり、他愛のないことを話す機会が増えたように思います。
―「Co育て休暇」を取得する際の業務やチーム作りはどのように考えますか?
(安達さん)部署にもよりますが、Co育て休暇やCo育てMonthなどの取得は、周りの協力あってこその休暇だと思います。今後より円滑にできる仕組みを可能な限り提案し実行したいと思いますし、各部署でも考えていくべきだと思います。例えば、個人として担当している業務をチーム単位で実行するなど、属人的な仕事を顕在化させていくきっかけがCo育て休暇になる部署もあるかもしれません。
あとは、仕事上の年間スケジュールなどを早めに確立させて、各々が休暇のタイミングをチーム内で共有する形でもよいと思います。「もし自分が休んだら」ばかりを考えると、いつまでたっても取れません。まずは悩まず休暇を取得することにチャレンジしてみる。そうすることで、現在の仕事のやり方・仕方を違った視点で見ることができ新たな「気づき」が見えることもあるのではと思います。
―「Co育て休暇」運用開始から2年、どのような変化を感じられますか?
(安達さん)私の場合はCo育て休暇取得をきっかけに家族との時間と仕事時間のバランスを考えるようになり、結果的に業務の進め方を工夫するようになりました。新しい制度のため課題はないとは言えませんが、制度開始から間もなくコロナ禍となり、在宅勤務で家族と触れ合う機会が増え、家族と仕事について、皆とても関心を持っていると思います。この大きな環境の変化をきっかけにCo育てからの視点を含め働き方の見直しさらに進めていきたいと思っています。
その他、Co育てMonth(1ヶ月の有給休暇制度)を利用した社員の声はこちら
「Co育てPROJECT」とは… Glicoは、「Co育てPROJECT」という子育てに関する社会課題解決PROJECTを推進しています。 「Co育てPROJECT」とは、子どものココロとカラダを育てる土壌として妊娠期からの子どもの発育と子育て環境に着目。新しい命を宿した瞬間からはじまる家族のカタチを「Co育て」とし、特に子どもと一番近い父母や、周りの関係者が、わきあいあいと(Communication)、上手に協力しながら(Cooperation)、一緒に子どもを育てる(Coparenting)ことで、子どものココロとカラダの成長を育む世の中にしていきたいという想いのもと推進しているものです。