【2023年2月9日更新】「Glicoすこやかな食生活プロジェクト」スタートにあたってのメッセージ

インタビューに答える 健康イノベーション事業本部長 兼 健康イノベーション事業本部 健康事業マーケティング部長の木村幸生とデジタル推進部 部長の武子弘司写真

「Glicoすこやかな食生活プロジェクト」のスタートにかける想いを、健康イノベーション事業本部長兼健康事業マーケティング部長の木村幸生 と、デジタル推進部長の武子弘司からお届けします。

Glicoグループは、2022年2月に創立100年を迎えました。

創業商品である栄養菓子「グリコ」の誕生は、創業者である江崎利一が、牡蠣の煮汁に含まれるグリコーゲンに栄養が豊富に含まれることに着目したことからスタートしています。

当初は薬にすることも考えたそうですが 、「予防こそ治療にまさる」という考えのもと、思いついたのがお菓子でした。薬としてではなくお菓子として売ることで、当時の日本の社会課題でもあった「国民の体位向上」に寄与し、未然に病気を防ぐことを目的としたのです。

この商品に込めた“ココロとカラダの健康に寄与したい”という想いは、さまざまな商品・サービスを通じて今日も受け継がれています。

たとえば、「アーモンド効果」

Glicoとアーモンドの関係性は実は深く、江崎利一が、海外視察中に、ナッツ専門店で「アーモンド」に出会ったのは1930年のことでした。しかし、当時、アーモンドは日本ではまだまだ知られておらず、高価な食材だったのだとか。「栄養価が高く、おいしいアーモンドを日本の食卓へ届けたい。」という想いを胸にアイデアを温め続け、1955年に発売されたのが、「アーモンドグリコ」です。「一粒で二度おいしい」というキャッチフレーズを覚えてくださっている方もいるかもしれません。その後、1958年には「アーモンドチョコレート」を発売、日本にアーモンドが広がるきっかけにもなりました。

2012年、高齢者の方への訪問調査で耳にした「アーモンドの粒は、硬くて食べにくい」というお声に応ええようと、「飲むアーモンド」の研究開発もスタート。2014年に発売したのが、「アーモンド効果」です。そのまま飲むのはもちろん、コーヒーと混ぜてもよし、料理に使ってもおいしい「アーモンド効果」は、ビタミンEや食物繊維といったアーモンドの栄養を手軽に摂れる商品として、ご好評をいただいています。最近では、「プロテインと混ぜて飲む」という声も多くいただいていたり、男性への広がりも見られるなど、その用途・お客様層も拡大しています。

そして、「SUNAO」

「SUNAO」は、「カロリーコントロールアイス」を前身としながら、「適正糖質」の考え方に着目し、2017年に誕生したブランドです。「適正糖質」とは、食・楽・健康協会が提唱する考え方で、糖質の摂取量を1食あたり20~40g以内、間食では10g以内におさえる食事法を指します。糖質を全く摂らない糖質制限とは違って、適正量を摂る食事法なので、無理がなく続けやすいのもポイントです。

「SUNAO」の当初のラインアップはアイスのみでしたが、ビスケットやリゾットへと展開を拡げてきました。2022年には、ニーズの高い主食ジャンルであるパスタシリーズのオンライン販売を開始、さらにオフィス向けの弁当宅配サービスも開始するなど、お客様の暮らしに合った商品やサービスの拡充につとめることで、ライフスタイルに無理なく「適正糖質」を取り入れ、続けていただけることを目指しています。

もちろん上記以外にも、「運動」や「睡眠」に関する領域など、みなさまの生活のあらゆるシーンでお役立ちできる素材や食品の研究を続けています。

素材の栄養を、もっとおいしく手軽に取り入れていただきたい。カラダにうれしい食習慣を、おいしく楽しんで続けられるようにサポートしたい。2022年2月には、Glicoグループのパーパス(存在意義)として「すこやかな毎日、ゆたかな人生」が新たに定められました。

「Glicoすこやかな食生活プロジェクト」が、みなさまがご自身の食生活に関心を持ち、一歩を踏み出すきっかけになることを願っています。
そして、プロジェクトでいただいたお声をもとに研究開発を進化させていくことで、より一層、みなさまの毎日にお役立ちできるよう努めてまいります。

今から3年近く前、2020年6月にGlicoの会員コミュニティ「with Glico」が始動しました。

会員コミュニティの目的として定めたのは、会員のみなさまの“ココロとカラダの健康”をサポートすること。それ自体はGlicoグループの創業の精神に通じるものですが、「with Glico」のもうひとつの特長は、健康情報を一方的に発信するのではなく、お客様と共に創り上げるコミュニティサイトである点にあります。

サイト名にも使用している「with」には、「お客様と一緒に」という想いを込めているんです。

2020年以降も、「with Glico」の新コンテンツとして、2021年に「スポーツパーク」、2022年に「レシピクラブ」を公開。コロナ禍を受けた運動やスポーツへの関心の高まりに応えたり、Glico商品を使ったレシピを「子どもと一緒に調理」「フードロス対策」などお客様目線での新たな切り口でも検索できるwith Glico独自のレシピサイトとなっています。また、多くのコンテンツページには、お客様からのコメント欄を設置して、双方向性を持ったコミュニケーションが図られるように工夫しています。

直接お客様にお会いすることが難しいご時世が続いていた中、いち早くオンライン上で各種セミナーや企画を実施し、全国のお客様と繋がれたのは、私たちにとって非常に有意義な経験となっています。商品の情報だけではなく、運動や栄養、そのほかさまざまな健康課題についての関心の高まりを、改めて確認できる機会となりました。

なお、2022年12月に新たに発足したデジタル推進部では、お客様の声や心身のデータを分析し、事業に活かしていく取り組みを推進しています。「with Glico」は、お客様と一緒に見い出した新しい発見や、お客様からのご意見を社内に還元していく上での貴重な接点として認識しています。

また、会員のお客様同士の交流機会を創っていくのも、「with Glico」の目指しているテーマです。

2021年から開始した「アーモンドミルク90日間チャレンジ」というチャレンジ企画では、アーモンドミルクを90日間継続飲用する“チャレンジャー仲間”を募り、参加者同士が語り合う座談会やチャットルームを設けることで、アーモンドミルクの活用方法やチャレンジの「コツ」などを 情報交換いただきました。また同様に「適正糖質チャレンジ」にも取り組んできました。
参加者の方々からは、「他の人のアイデアを参考にして、自分の食生活にも取り入れることができた」「仲間と一緒に挑戦することで、最後までモチベーションが維持できた」といったうれしい感想をお寄せいただいています。

今回スタートする、「Glicoすこやかな食生活プロジェクト」では、これまでの「with Glico」運営から得た学びを活かしながら、会員様ひとりひとりのすこやかな食生活への挑戦を応援していきます。

・日頃のお悩みに合った健康情報を、専門家から分かりやすく学べるオンラインセミナー
・仲間と一緒に交流を重ねながら、「すこやかな食生活」の実践に取り組める専用プログラム
・実践から得た学びを、広げていくための仕組みづくり

そして、すべてのステップは、「お客様と一緒に」。

ともに学び、体験していきましょう。
たくさんのお客様にお会いできることを、とても楽しみにしています。
みなさまのプロジェクトへの参加をお待ちしています。