勝手にGlicoランキング 第2回 (お土産プリッツ・外国人編)
知らない土地に足を踏み入れたのなら、その土地の物を食したい!と誰しもがワクワクするのは、お国や文化は違えどみな同じですよね。日本へ来た外国人に大人気のお土産プリッツ。では、実際に食べてウケる味とは、どの地域のものなのでしょうか!?
2015年7月にアメリカの旅行誌 Travel + Leisure の読者人気投票で2年連続「ベスト・シティー」として1位を獲得した我らが関西のKYOTO. 赤、黄色、緑がまだらに染める嵐山を訪れる外国人を相手に調査をスタート!
今回のザ・ジャパニーズフレーバー7種類はこちら↓
1 北海道地区代表/ジャイアントプリッツ<鮭>
2 東北・関東地区代表/ちっちゃなプリッツ<ずんだ>
3 甲信越地区代表/ちっちゃなプリッツ<野沢菜>
4 中部・北陸地区代表/ジャイアントプリッツ<八丁味噌>
5 関西地区代表/ジャイアントプリッツ<なにわ名物たこ焼味>
6 中国・四国地区代表/ちっちゃなプリッツ<広島お好み焼味>
7 九州・沖縄地区代表/ジャイアントプリッツ<博多明太子>
(※2015年12月時点のものとなります。現在はパッケージを変更して発売しています。)
はじめるまえに・・・
ルールをすこし、変えます。
前回の「勝手にGlicoランキング 第1回(女子大生編)」では対象者は日本人。お菓子のフレーバーをもちろん名前から想像して試食した上での結果でした。でも、今回はおもいきってフレーバー名をあえて知らせずに、食べてもらいました!
「・・・」
「What is this taste?」
やはり何の味かわからないまま食べるのはすこし不安のようですが、すこしワクワクした表情で、色など見た目から自分の好みを探っている様子。
ノルウェーから来たというこの女性は、「健康的っぽい」という理由から、「ずんだ」が一番美味しいと答えていただきました。
たこ焼き、お好み焼きといった分かりやすいジャパニーズ味に人気が集まると思いきや、ずんだのウケが良いようです。
そうかと思えば、このオーストラリアから来た方々からは、「こんなの今まで食べたことがない味!」と「鮭」が好評。面白かったのが野沢菜。日本文化を少し体験しない限り、特に分かりにくい味のはずが…「漬け物が大好きで漬け物めぐりしたの。これはWASABI?」と訊ねていました。もちろん、その理由から野沢菜に票が入る。
こちらのスペイン人カップルは、塩加減がちょうどいいと、「お好み焼き」をチョイス。ソースの中に微かに残るアオノリの香りを、「海藻?」と当てる敏感さにも、驚かされました…!
おしるこを飲んでいたオランダ人のお二人は、ちょうど塩辛いものがほしかった(笑)と、「明太子」に1票!
そのほか・・・
イングランド、マレーシア、インドネシア、カナダ、たくさんの外国人の方にご協力いただきました!
日本に住む外国人たちに聞いてみよう!
来日する外国人ではなく、日本に在住し文化や日本の味にも親しみを持っている外国人にも試してもらおうということで、大阪のとあるスポーツバーに移動してみました。
バラブシュカ(大阪府大阪市中央区 西心斎橋2丁目9−5 日宝三ツ寺会館 4F)
日本人の定番は、外国人にも定番!?
お酒を飲みながらのおつまみとして味見を楽しむ彼ら・・・
日本ならではの味、ANDテイスティー(味がしっかりある!)という理由から、お酒に合うものを選んでいきます。
やはり、大阪の住人は「ヤツ」が大好きでした…。ということで…
結果を見てみましょう!
★第1位★
見事1位に輝いたのは、関西地区代表/ジャイアントプリッツ<なにわ名物たこ焼味>!
Glico本社が関西だからと言って、ウソではありません。「コレこの間食べたものと同じ味!」と、たこ焼き味を指して目を丸くし好評。やはり、たこ焼きは大阪の、いや、日本のグルメには外せませんね。
★第2位★
堂々の2位は、東北・関東地区代表/ちっちゃなプリッツ<ずんだ>!
「豆が好き」「アスパラガスみたいでヘルシー」など、スナックもなるべくヘルシーなものが好き、という健康意識の高い人に人気のようでした。
★第3位★
3位、中部・北陸地区代表/ジャイアントプリッツ<八丁味噌>!
ちょっと甘みが強めの八丁味噌は、「チョコレートみたい」とその甘味を創造力豊かに喩える人もいれば、そのお米の甘味を「コレ SAKE (日本酒) ?」と感じた人も。独特のしょっぱさ+甘味のコンビネーションが人気を見せた。
★第3位(同票)★
同票3位、九州・沖縄地区代表/ジャイアントプリッツ<博多明太子>!
密かに追い上げてきたのが明太子。「変な表現だけど、塩っぽさと香りが好きなの!」と、あっという間に味噌に並んでしまった。ガツンとした味、不思議な美味しさ、とランク入り。
取材を終えて
ロシアンルーレットのような一か八か。彼らは知らない日本の味に「へえー!」と興奮気味でした。その新しい発見や出会いは、旅のそれと同じ、ワクワク感でいっぱいに見えたのです。
今や外国人の興味は、メジャーな都市に留まらず地方にまで足を延ばして新しいジャパン発見の旅をする人も多いという。日本に興味を持ち、日本にもっと来てもらう。お土産お菓子は、わが国がより元気になるために、これからも必要なのかもしれませんね。
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YOGA漬けのバイリンガルライター
中村絵里