適正糖質を心がけるみなさまの毎日に「SUNAO」でおいしい食生活を! 新商品「もっちりパスタ」と3種の「ソース」開発秘話

SUNAOパスタとソースと様々な食材がうつったメインビジュアル画像

2017年に誕生して以来、糖質量を10g以下に抑えたアイスやビスケットなど、さまざまな「適正糖質」商品を展開してきた「SUNAO」が、新しい商品をリリース!毎日の食事にピッタリな「もっちりパスタ」と、「ボロネーゼ」「きのこ入りチーズクリーム」「ポモドーロ」のソース3種類が2022年2月、新たに登場します。

「SUNAO」は、「おいしくて、カラダにもやさしい。おいしさを楽しむことと、健康を両立することはできないだろうか。」という想いで日々商品の開発を進めています。今回発売される新商品は、適正糖質な生活を目指す人たちにもオススメの商品となっています。しかし、その完成に至るまでには、開発メンバーの努力の道のりがあったそうです。お客さまにおいしさと健康を届けるまでにどんなエピソードがあったのか、どんな想いで本商品を開発したのかなどのお話を、開発チームのみなさんに聞いてきました。

「SUNAO」パスタ・ソースの開発チーム
難波 真一郎:江崎グリコ株式会社 健康事業マーケティング部
宮坂 大海:グリコマニュファクチャリングジャパン株式会社 生産技術部
又吉 緑:江崎グリコ株式会社 商品技術開発研究所
徳満 奈々子:江崎グリコ株式会社 商品技術開発研究所

インタビュアー
譚 静雪(たん せいせつ):江崎グリコ株式会社 コーポレートコニュニケーション部

インタビューメンバーの画像

譚(たん):本日は新商品である「SUNAO」のパスタやソースについて、たくさんのお話が聞ければと思います!まず、「SUNAO」が大切にしている「適正糖質」について教えてください。

難波:「SUNAO」ブランドは、「適正糖質」という考えを大切にしています。そもそも糖質とは「炭水化物から食物繊維を取り除いたもの」のこと。糖質は人間のエネルギー源でもあるため、ある程度の摂取は必要ですが、過剰に摂取した場合、エネルギーとして代謝されず、脂肪として蓄えられてしまいます。1日に摂取する糖質量を適正に調整する「適正糖質」生活を送る人たちに向けて、糖質を調整した商品を展開してきました。

適正糖質の目安がわかる画像

難波:この考え方は「食・楽・健康協会」の山田先生が提唱する「ロカボ®」に基づいたものです。「ロカボ®」とは、極端な糖質制限やカロリー制限とは違い、1食の糖質量を20〜40g、間食は10g以下に、1日の糖質摂取量を70〜130g以内に収める食生活のこと。「SUNAO」シリーズは、この考えに則った糖質量にこだわり、商品を開発してきました。今回、新たに仲間入りしたパスタは1食分の糖質量が21.1g。ソースは3種類すべて糖質量5g以下に調整しています。「『食べることが大好き!でも、糖質が気になる……』という方でも、毎日の食生活を思いっきり楽しんでいただけるように」そんな想いで開発を進めました。

譚:「SUNAO」シリーズの新商品として「パスタ」と「ソース」を選んだ理由について教えてください。

難波:これまで、「SUNAO」はアイスやビスケットといった間食に食べる商品、いわゆるお菓子を中心に展開してきました。しかし、毎日の食生活を楽しんでいただくためには、やはり食事、中でも主食というジャンルにもっと目を向けなければとずっと考えていました。リゾットはすでに発売していますが、もっと自宅で気軽につくれて、メニューのアレンジがしやすいもの、身近に感じられるものはないかと考えた結果、パスタに辿り着いたんです。

又吉:私たちは、健康もおいしさも、どちらも大切にしているからこそ、たくさんのこだわりを商品に詰め込みました。私自身、「毎日食べたい!」と思えるほどおいしいものに仕上がったと感じています。そのこだわりについても、いろいろお話できればと思います。

譚:パスタとソースを開発するにあたり、特にこだわった点を教えてください。

徳満:やはり、いちばんは糖質量ですね。パスタの糖質量は1食あたり21.1g。これは平均的なパスタよりも60%オフ(※1)の糖質量になっています。ただ、単純に糖質量を抑えるだけでは、おいしさや色味・風味が損なわれてしまいます。そこで私たちは、どうすれば適正糖質とおいしさを両立できるかを追求しました。
※1)日本食品標準成分表2020年マカロニ・スパゲッティ乾と比較

徳満:どんな素材を使用すればおいしくなるか、 麺の太さや長さはどうすればソースとの絡みがいいかなど、あらゆる面に気を配りながら何度も試作品をつくりました。例えば、食感をもちっとさせるため原料の一部にもち大麦粉を使用したり、食べやすく、ソースとも絡みやすい麺の太さになるよう0.1mm単位で変更を加えたりと、何回、何十回……と試作を繰り返しました。

又吉:ソースは「ボロネーゼ」、「きのこ入りチーズクリーム」、「ポモドーロ」の3種類を展開していますが、複数展開しているのは「毎日の食事に取り入れやすいように」という目的もあります。「毎日飽きずに食べ続けるためには複数の味が必要なのではないか」「パスタの中でも人気のあるソースの種類は外せない」「いろいろなおいしさをお客さまに楽しんでいただきたい」など、何度も話し合いながらどの味にするかを決めました。ソースは、化学調味料・香料・着色料を使用していないのもポイントです。

難波:開発の途中では、with Glicoを通じてお客さまにモニターや試食のご依頼などもさせていただきました。「パスタを食べていくうちに、とてもソースとの相性の良さ、おいしさを感じました。絡み具合も最高でした。」「おいしさはそのままに健康的で安心できる商品であると感じました。」「少量でも満腹感が強いのが印象的でした。」「糖質を調整している商品は味が良くないイメージでしたが、おいしくてビックリしました。これなら続けられそうです。」などの嬉しいお声を頂戴しました。

譚:適正糖質の生活をしているお客さまに、どのようにSUNAOパスタとソースを食べていただきたいですか?

難波:毎日、どの食事シーンにも取り入れていただければと思います!今回、商品名をあえて「パスタソース」ではなく「ソース」にしているのも、食べ方の自由度を高めていただきたいからなんです。

又吉:そうですね。パスタとソースと一緒に食べていただくのはもちろん、ソースを使ってパスタ以外のアレンジレシピにも使用していただくなど、お客さまのライフスタイルにあわせて自由に取り入れていただきたいですね。

難波:社内では、ソースを使ってドリアやラザニアをつくったという声もありましたよね。

宮坂:実は私、開発途中のとある1ヶ月間、毎日ランチに「SUNAO」のパスタとソースを食べていました。全然飽きませんでしたよ。組み合わせが豊富なので、それぞれお気に入りの食べ方や楽しみ方を見つけていただければと思います。

譚:開発する中で最も大変だった点や苦労した点は何ですか?

徳満:Glicoはお菓子づくりのノウハウは豊富にあるのですが、乾麺のパスタをつくるのは初めての試み。正直、一言では言い表せないほど苦労の連続でした。つくった試作品の数は通常の何倍にもなっています。

宮坂:製造ラインの構築、製造方法や管理方法をゼロから検討したところがすごく苦労しました。特に大変だったのはパスタです。「SUNAO」が目指す「すべての人が食べることを楽しみ、心も体もずっと健康でいられる社会」というブランドコンセプトや「糖質を調整したパスタ」という商品企画については、製造担当からとても共感を持ってもらえました。しかし、おいしさと健康の両立・安全安心に製造するためにクリアすべき課題が多く、関係部署と何度も試行錯誤を重ね、1年ほどかけてようやく製造できるラインを構築しました。

難波:年々、世の中で糖質ゼロ・オフ食品(※2)は増えてきています。2014年から2020年の間だけで、市場が2.8倍(※3)になったというデータもありますし、糖質に関するインターネット検索数も年々上昇していて、お客さまの糖質に対する関心が確実に強くなってきていることがわかります。社内での感心や注目度も高く、本当にたくさんの部署や人と関わりながら一歩一歩、開発を進めていきました。無事発売を迎えた今、「ようやくここまできたか!」という喜びで胸がいっぱいです。
※2)糖質ゼロ・オフ食品:一般用加工食品のなかで、糖質の低減やゼロを実現・訴求しているものとなります。(元から低糖質のサラダチキンなどは含みません)
※3)出典元:2020年糖質ゼロ・オフ食品の市場分析調査 TPCマーケティングリサーチ株式会社より

又吉:私は商品開発に携わって約10年になりますが、「SUNAO」のパスタとソースが歴代で最も商品化が難しかったと感じています。それだけ、糖質を抑えながらおいしさを追求するのは大変でした。しかし、最終的には自信を持ってみなさまにお届けできる製品となりました。

難波:文字通り、開発メンバー全員が一致団結してつくった商品です!

又吉:正直、最初にパスタとソースをつくると聞いたときは、「え?本当に?」という気持ちもありました。なぜなら、当時の「SUNAO」はアイスやお菓子がメインだったこともあり、社内にパスタとソースに関するノウハウがほとんどなかったからです。でも、みなさんと一緒に頑張っていく中で「絶対においしいものをお客さまに届けるぞ!」という気持ちが湧いてきて、ここまで来ることができました。

難波:Glico全体で見ても、糖質を調整したパスタやソースをつくったというノウハウが得られたのはすごく大きな成長につながると思います。新しい知見を得たことで、これからの商品開発の幅も大きく広がるきっかけになるかもしれませんね。

譚:「SUNAO」のパスタとソースが気になっているお客さまへ、メッセージをお願いします!

難波:糖質制限という言葉を聞くと、過度な食事制限をイメージする人も少なくないと思います。しかし、私たちが目指している「適正糖質」とは、糖質を上手にコントールできることに重きを置いています。中でもいちばん大切にしているのは、「毎日の食事を楽しむこと」です。Glicoの企業理念である「おいしさと健康」を両立した日々を過ごしたいと考えている人にこそ、毎日食べていただきたいと思います。

徳満・又吉:「糖質制限をしたけれど、結局続かなかった……」「手軽な糖質調整した主食が見つからない」という方もいると思います。ぜひ、「適正糖質」をはじめる第一歩として「SUNAO」のパスタとソースを食べていただきたいです。糖質量だけではなく、食べておいしいと思える商品に仕上がったと思います。ぜひ、みなさま新しい「SUNAO」のパスタとソースをよろしくお願いします!

宮坂:「SUNAO」のパスタとソースは、開発メンバー全員が力をあわせてつくった渾身の商品です。私自身、「このおいしさで、この糖質量ならぜひ続けたい!」と思いました。一人でも多くの人にパスタとソースの存在を知っていただけるよう、私たちももっと頑張りたいです。

今回ご紹介した「SUNAO」のパスタとソースは、2022年2月15日よりグリコダイレクトショップにて販売を開始しています。詳細はこちら

また、2022年2月8日〜7月31日は、「発見と体験ができる店」をコンセプトにした「b8ta Tokyo - Shibuya」にて「SUNAO」のパスタとソースを出品しています。同店において、2022年2月8日〜3月31日は期間限定のポップアップルームも登場しますので、お近くにお立ち寄りの際はぜひご体験ください!詳細はこちら