たんぱく質は、三大栄養素のひとつであり、生きていくうえで特に重要な栄養素です。日本食品標準成分表2020年版(八訂)から、「アミノ酸組成によるたんぱく質」の量をエネルギー計算に用いるようになりました。体重の約1/5をしめ、血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であるとともに、酵素などの生命の維持に欠かせない多くの成分になります。また、エネルギー源として使われることもあります。
体をつくっているたんぱく質の一部は、常に分解され、食べたたんぱく質と合わせて、つくり直しされます。たんぱく質の材料には、体の中でつくることができないもの(必須アミノ酸)もあるため、私たちは、毎日食べ物からたんぱく質を補給しなくてはなりません。
体に効率よく利用されるたんぱく質(良質のたんぱく質)をたくさん含んでいる主な食べ物には、以下のものがあります。
食事は、主食(ご飯、パン、めんなど)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品を使ったメインのおかず)、副菜(野菜などを使ったおかず)に分けてみることができます。この場合、たんぱく質を多く含む食品は主菜です。1回の食事ごとにきちんと主菜を入れ、間食などで牛乳・乳製品をとることが、たんぱく質をきちんととるコツです。