水分補給やクエン酸でカラダをリセット
クエン酸とは?酸っぱいパワーを活用しよう
クエン酸は、梅干しやレモンなど思い浮かべるだけで酸っぱさを思い出せるような食べ物に含まれています。クエン酸について解説します。
クエン酸とは
クエン酸は「酸っぱい」と感じる酸味の成分です。
多く含まれている食品といえば、梅干しやレモン、オレンジなど柑橘系の果物があげられます。
白色、または無色で水に溶けやすく熱にも強いことから、清涼飲料水やお菓子、ジャムなど味を良くするための酸味料としても幅広く使用されています。
体内にもあるクエン酸
クエン酸は、クエン酸回路という、体のなかでエネルギーを生み出す代謝経路に関わる物質の1つです。
クエン酸を含む代表的な食品
クエン酸を多く含む食品にどのようなものがあるかご存知でしょうか?
酸っぱいと感じる酸にもたくさん種類はありますが、クエン酸はレモンなどの柑橘類や梅、身近な調味料であるお酢にも含まれています。
果実中のクエン酸量
果実 | クエン酸量(%) |
---|---|
梅(塩漬け) | 3.4% |
温州みかん | 1% |
グレープフルーツ | 1.1% |
レモン | 3% |
パインアップル | 0.6% |
すだち | 4.5% |
シークワーサー | 6% |
ライム | 6% |
かぼす | 6% |
引用:食品成分データベース:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年より算出
引用:農林水産省
クエン酸の効果
クエン酸は疲れたときにほしくなる成分として一般的に知られていますが、他にはどのような効果があるのでしょうか?実はクエン酸には、美容や健康、生活に至るまでさまざまな効果が期待されています。
ミネラルの吸収をサポート
体の組織や機能を調整しているミネラルは、非常に吸収しにくい栄養素です。特にカルシウム・鉄・亜鉛などは日本人に不足しがちともいわれています。クエン酸は、キレート剤★として働き、これらのミネラルの腸からの吸収を高めます。
★キレート…二つ以上の配位原子が、金属イオンを挟むように配位してできた環構造をもつ化合物
クエン酸の活用法
私たちの生活ですぐに取り入れることができるクエン酸の活用方法をご紹介します。
熱中症予防に
熱中症は、高温環境下で体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体内の調整機能がうまく働かなくなることで発症します。めまいや立ちくらみ、頭痛、嘔吐などの症状が出たら注意が必要です。
熱中症による脱水症状を改善するには水分だけでなく、ナトリウムなどのミネラルの摂取が大切です。クエン酸はミネラルの吸収をサポートする働きも期待できるので、いつもの水分補給にクエン酸が含まれているものを使用すると、熱中症対策に有効であると考えられています。
また、熱中症は屋外だけでなく室内でなにもしていないときでも発症することがあります。屋内にいるときにもこまめな水分補給を心がけましょう。
クエン酸は一度にたくさん摂っても時間が経過するとともに体外に排出されてしまいます。一日何回かに分けて摂ること、毎日続けて摂ることをおすすめします。
食中毒予防に
気温の高い夏は食品が傷みやすい季節です。
クエン酸には殺菌効果があり、細菌の増殖を抑えて食べ物の腐敗を防ぐ効果もあります。梅干しをご飯の全体にまぶすように入れたり、お肉を梅肉ソースで和えたりするなど料理に取り入れてみましょう。
またお酢にもクエン酸が含まれています。ご飯を炊く際にお米2合に約大さじ1程度入れる、煮物や炒め物など熱を通す料理に小さじ1程度使用するなど、料理の味を変えてしまわない程度にお酢を使用するのもおすすめです。
お掃除にも!?
クエン酸は体内だけではなくお掃除にも役立ちます。
お掃除をしていて気になる場所の一つに水回りがありますが、水道の蛇口やお風呂の鏡、湯沸かしポットなどの白いくもりなどの汚れにはクエン酸が重宝されます。この白い汚れの原因は水道水に含まれるカルシウム。クエン酸はカルシウムと結合する性質があるので、汚れている部分をクエン酸液で軽く磨いたり、クエン酸を入れてお湯を沸かしたりすることで汚れを落とすことができます。
クエン酸の粉を水に溶かすだけで簡単にお掃除に役立ちますし、最近ではスーパーやホームセンターでクエン酸洗剤も売られています。
ぜひ、試してみてくださいね。
まとめ
クエン酸は私たちの体に役立つだけでなく、生活にも役立つものです。代謝促進や体調維持にも優れた効果が期待されているので、健康のためにぜひ意識して摂取してみてください。
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