米粉ミックス粉
米粉とは、お米を細かく砕いて粉状にしたもので、日本では昔から和菓子や米菓等に使用されています。グリコ栄養食品では、国産米を原料に、新潟県の独自技術により製粉された微細製粉米粉を使用した「米粉」や「米粉ミックス粉」をラインアップしております。
グリコ栄養食品の米粉ミックス粉
日本では、古くから米は”粒"としての食し方が一般的でしたが、2000年頃より日本の食糧自給率向上に向けて"粉"(米粉)としての利用が広がってきました。近年、米粉の特徴であるもちもち感やしっとり感、サクサク感を活かした食感改良や、日常で耳にする機会が多くなったグルテンフリー素材として、パンやケーキ、麺などに使用され、再び米粉が注目されつつあります。
グリコ栄養食品と米粉とのかかわりは1995年にさがのぼり、新潟県食品研究センターが開発した微細粒米粉「パウダーライス」の製造会社「新潟製粉株式会社」(第三セクター)の設立に参画し、グルテンメーカーとして米粉パンに最適なグルテン製剤の開発に協力したことが始まりです。
グリコ栄養食品では、新潟製粉の米粉の技術とグリコ栄養食品の小麦グルテンや加工デンプンの技術を利用した「米粉ミックス粉」を開発しています。
特徴
1. 国産米を100%使用
使用する原料は国産うるち米に限定し、製粉も新潟県で行った純国産米粉を使用しています。
2.微細製粉米粉
新潟県が開発した独自の微細製粉技術(二段階製粉・酵素処理製粉)により製粉した新規米粉を使用しています。
従来の製粉技術に比べて、粒径が小さく丸みを帯びた形状をしており、デンプン損傷度が低いことが特徴で、小麦粉に近い性質を持っています。どちらも加工適性に優れ、米粉パンの製造などに適しています。
●二段階製粉
お米は外周部が固いため、従来の製粉方法で粉にすると粗くなります。そこで、お米を洗米後に圧偏して、固い米外周部に小さなヒビを入れた後、高速の気流にのせて鋼板に当てながら粉砕(気流粉砕)する二段階で製粉する技術です。もちもちとした弾力のある食感を求める食品に適しています。
●酵素処理製粉
固いお米の内部は、細胞壁組織で形成されています。そこで、酵素を利用して細胞壁の組織を分解、低分子化させることにより細胞間の結着を弱め、粉質化した後に気流粉砕により製粉する技術です。なめらかで口どけのよいしっとりとした食感を求める食品に適しています。
商品一覧
うるち米を微粉砕(二段階製粉)し、小麦グルテンと麦芽糖を加えた米粉ミックス粉です。 | ベーカリー食品、ピザ、パン粉(主原料として) | |
ミックスA3 |
小麦グルテン不使用の米粉パン用ミックス粉です。 焼き上がり後、3日程度経過しても柔らかさが継続します。 一次発酵の必要がありません。 製造した米粉パンは米粉ならではの「もちもち感」のある食感になります。 |
ベーカリー食品、ピザ、パン粉(主原料として) |
国産うるち米を微粉砕(酵素処理製粉)した米粉です。 小麦粉に近い性質を有しており、グルテンや油脂類との相性が良く、吸水性も高いです。 |
麺・皮類、ベーカリー食品、洋菓子 | |
国産うるち米を微粉砕(二段階製粉)した米粉です。 お米の豊かな甘みと、なめらかで口どけのよいしっとりとした食感となります。 |
洋菓子、麺・皮類、ベーカリー食品 |
※コメコワールドミックスA3
販売者:協同組合 米ワールド21普及協議会、弊社は販売代理店です
※パウダーライスC1、パウダーライスD
製造者:新潟製粉株式会社、弊社は販売取扱店です
※新規需要米を原料とした米粉を使用しています
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