History of
ASEAN
1968
タイへの進出を決定
1967年に香港で販売を開始したプリッツの好結果を受けて、当社はASEAN地域（東南アジア）進出の検討を開始。複数の国・地域の調査を行った結果、市場性と政情の安定から進出先をタイに絞り込みました。市場調査とテストセールで好評を得て、正式にタイに現地法人を設立することを決定しました。
1970
タイグリコ株式会社（Thai Glico Co.,Ltd.）を設立
現地の人たちや企業の協力を得て、バンコクにタイグリコを設立。当社にとって戦後初めての海外生産・販売会社となり、「世界のグリコ」への第一歩を踏み出しました。
1971
タイでの生産・販売を開始
現地での生産拠点となるランシット工場を完成、プリッツの生産・販売を開始しました。テレビ広告などの宣伝活動を積極的に展開し、プリッツはまたたく間に大ヒット商品となりました。1972年にはポッキーも発売。その後、ジングルチョコ、コロン、アーモンドチョコレートなど次々市場に送り出していきました。
熱帯での
チョコレート生産
タイグリコでは熱帯向けに融点を高くしたチョコレートを生産。これを用いたポッキーやチョコレート商品は、シンガポールやマレーシアなどの近隣国に輸出されました。
1982年ごろの
タイグリコの商品
ASEANの経済成長
ASEANは、1980年代の後半から日本など外資の直接投資や輸出志向の経済政策の推進によって経済を発展させていきました。1992年にはAFTA（ASEAN自由貿易地域）の設立を決定し、地域経済協力をこれまで以上に強化しています。ASEANの主力国であるタイも急速に経済成長を続け、輸出先の近隣国も含めて菓子市場が拡大、タイグリコの売上高は大きく伸長していきました。
1992
バンカディ工場の竣工
タイおよび近隣国の経済成長に伴って、タイグリコの売上高は大きく伸長。生産体制増強のため、第2工場としてバンカディ工業団地に新工場を建設しました。2004年には同工場の第2プラントを完成しています。
タイグリコで
甚大な洪水被害
2011年、夏から秋にかけて来襲した複数の台風によって大洪水が発生し、タイグリコのバンカディ工場が浸水して操業不能に陥りました。従業員300人規模で懸命に復旧作業を進め、日本からもグループ各社の技術者の応援を得て、2012年7月にプリッツから順次操業を再開しました。
ASEAN各国に
事業拡大
2010年代に入るとASEANの経済成長はさらに活発化し、それを受けてASEANでの事業活動を強化・拡大していく方針のもと、タイ以外の各国にも次々と現地拠点を設置し、冷菓事業にも進出していきました。
2013~2015
ASEANで冷菓事業をスタート
グローバル展開を拡充するため、ASEANで冷菓事業に進出することを決定。2013年にインドネシアに合弁会社グリコウイングス（PT.Glico-Wings）を、2015年にタイに当社100％出資のグリコフローズン（タイランド）株式会社（Glico Frozen (Thailand) Co.,Ltd.）をそれぞれ設立し、アイスクリームの生産・販売をスタートさせました。
インドネシア オリジナル
アイス商品
ベトナム、インドネシア
での販売の様子
2014~2019
現地法人設立で輸入販売体制を強化
2014年にグリコインドネシア（PT.Glico Indonesia）、2017年にグリコマレーシア（Glico Malaysia Sdn.Bhd.）、2019年にグリコフィリピン（Glico Philippines,Inc.）、江崎グリコベトナム（Ezaki Glico Vietnam Co.,Ltd.）を設立し、それぞれの国における販売体制の強化を図りました。
2017
グリコアジアパシフィック株式会社（Glico Asia Pacific Pte.Ltd.）を設立
ASEANへの事業展開を強化・加速するために、Glicoグループ初の地域統括会社としてシンガポールに設立。同国に設置したのは、法律面や治安などの安全面、言語などを総合的に勘案した結果でした。同社はタイグリコをはじめとするASEAN各国のグループ会社を傘下に置きました。
2020
グリコマニュファクチャリングインドネシア（PT Glico Manufacturing Indonesia）を設立
ASEANの事業拡大やアメリカなどへの輸出に向けて生産能力を増強するため、インドネシアの南ジャカルタに製造会社を設立。コロナ禍で難航したものの、予定通りに工場を完成して、2022年7月にポッキーの生産を開始しました。
ASEAN地域におけるGlico
グループ企業一覧
（2023年6月現在）
