History of

北アメリカ

1987

カナダにグリコフーズ(Glico Foods Corporation)を設立

バンクーバーにグリコ商品の輸入などを行う合弁会社を設立。同社はのちにグリコカナダ(Glico Canada Corporation)に改称し、2017年に当社の100%子会社となりました。
カナダにグリコフーズ(Glico Foods Corporation)を設立
1990

グリコハーモニーフーズ(Glico Harmony Foods Corporation)の設立

巨大市場アメリカへの進出は当社の長年の課題となっていました。その足掛かりとするべく、百貨店や大手小売業などにも販売網をもつMEI社の菓子・スナック部門を買収、カリフォルニア州サンタクルーズにグリコハーモニーフーズを設立しました。当面は既存事業の継承と発展に重点を置き、近い将来にポッキー、プリッツなどをアメリカ市場で発売することを計画していました。同社は、バルク菓子(バラ売り菓子)を生産販売する部門、高級チョコレートを百貨店などで販売する部門、全米最大の小売業シアーズ・ローバックの店舗内ミニショップを運営する部門の3部門で構成されていました。
グリコハーモニーフーズ本社工場 シアーズ店内の売店

グリコハーモニーフーズの
商品

グリコハーモニーフーズの商品
1996

グリコハーモニーフーズの解散

当時、アメリカの菓子業界では低価格競争が激化しており、グリコハーモニーフーズの商品は競争力に乏しく、売れ行きは停滞しました。さらにシアーズ社のリストラによりミニショップ200店すべてが閉鎖となり、決定的な打撃を受けました。リストラや工場の統廃合なども効果がなく、多額の累損を抱えて再建の目途は立たず、1996年に営業権を他社に譲渡して解散しました。
1997

米国駐在員事務所を開設

カリフォルニア州ベルモントに開設、日本から輸出する商品の販促活動や販売企画を担当しました。
2003

米国江崎グリコ株式会社(Ezaki Glico USA Corporation)の設立

駐在員事務所ではできなかった営業活動を行い、ビジネスを拡大するために、駐在事務所の住所に会社を設立。その後、カリフォルニア州バーリンゲーム、アーバインに移転しました。ポッキーを中心に販売活動、販売促進を積極的に行い、グリコブランドの浸透を進めていきました。
アメリカの中華系オーナー経営のスーパーマーケット
2018

チョー・ベンチャーズ・インク(TCHO Ventures, Inc.)を買収

カリフォルニア州バークレーを拠点とする同社の買収によって、アメリカでの高品質チョコレートの製造・販売事業に進出。チョコレートブランド「TCHO(チョー)」は、オーガニック中心の素材やクオリティの高い製法により、購買意欲の活発なミレニアル世代から大きな支持を得ています。

チョー・ベンチャーズ・
インクの事業

小売およびカフェやレストランへのフードサービスが中心で、自然食品を扱う専門チャネルやスーパーマーケットでも販売。近年、植物性原料だけを使用した高級チョコレートとしてリブランディングしています。フェアトレードオーガニック認証、「B Corporation」認証も取得し、同社の環境や社会に配慮したサステナブルな取り組みは高く評価されています。
チョー・ベンチャーズ・インクの高品質チョコレート
2019

地域統括会社グリコノースアメリカホールディングス(Glico North America Holdings, Inc.)の誕生

グリコアジアパシフィックに続くGlicoグループで2つ目の地域統括会社。2018年に設立、2019年に米国江崎グリコ、チョー・ベンチャーズ・インクの持株会社となり北アメリカの事業を統括・管理し、アメリカ市場での持続的な発展を目指していきます。