かまぼこは日本人なら誰もがよく知っている食べ物のひとつです。
かまぼこが何で作られているか、知っていますか?
これから、私といっしょにかまぼこについて学びましょう!
ひと言にかまぼこといっても、たくさんの種類があるんだね。同じ種類のかまぼこでもそれぞれの地域によって呼び方、作り方や原料も違うみたいね。今みたいに色んな食材がなかったから、昔の人は魚をおいしく、飽きずに食べられるように色々工夫していたんだね。
・東北地方・・・笹かま、揚げかま、いぼちくわ ・関東地方・・・はんぺん、小田原かまぼこ、つみれ、伊達(だて)巻き ・北陸地方・・・カニカマ、コブ巻き、鯛かまぼこ ・中部地方・・・豊橋ちくわ、なると巻き ・関西地方・・・はも板かまぼこ、厚焼きかまぼこ、しんじょう ・中国地方・・・あごちくわ、仙崎かまぼこ ・四国地方・・・じゃこ天、平天 ・九州地方・・・さつま揚げ
かまぼこの登場は平安時代? かまぼこが日本で初登場するのは平安時代だと言われているよ。平安時代の古文書「類聚雑要抄(るいじゅぞうようしょう)」の中に宴会料理のスケッチが残されていて、その中に、かまぼこが描かれているんだ。ここに登場するかまぼこは、今で言うちくわに近いものだったみたい。 このちくわが、蒲の穂(がまのほ)に良く似ていたこと、また蒲の穂は当時の武器として使っていた鉾(ほこ)に似ていたことから今の「かまぼこ」と呼ばれるようになったみたいだよ。
お魚のすり身をサイレントカッターや擂潰機 (らいかいき)を使って細かくつぶすんだ。
食塩を添加(てんか)する事ですり身の中の水にたんぱく質が溶けてドロドロの状態になるよ。
砂糖や調味料、でんぷんを入れて よく混ぜるよ。
かまぼこ板に付けたり、型に入れたり、棒に巻いたり(=ちくわ)して形を整えるんだ。
蒸したり、焼いたり、揚げたりしてすり身を固めるんだ。