関東と関西ではうどんのだし汁が違いますが、関東はかつお節と濃口醤油(こいくちしょうゆ)を使う為、かつおの香りが強く色も濃いです。一方、関西では昆布主体に薄口醤油(うすくちしょうゆ)を使う為、あっさりとして色の薄いだし汁になります。
その昔、中国へとわたってきた小麦は、小麦粉となり、いろいろな食品として食べられていました。
七世紀頃、遣唐使(けんとうし)によって中国から渡来(とらい)した餅菓子(もちがし)14種類の中の「索餅(さくべい)」が、和名で「麦縄(むぎなわ)」と呼ばれる麺になっていき、これが素麺(そうめん)の元となりました。
同じ時期に麺棒を使って伸ばし、包丁で切る小麦粉だけで作る「切り麦」が登場します。これがうどんの始まりなのです。